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看護師の過去問 第107回 午後 問131

問題

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潰瘍性大腸炎( ulcerative colitis )によって生じるのはどれか。
   1 .
滲出性下痢
   2 .
分泌性下痢
   3 .
脂肪性下痢
   4 .
浸透圧性下痢
( 看護師国家試験 第107回 午後 問131 )
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この過去問の解説 (3件)

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解答、1
潰瘍性大腸炎は、主に大腸粘膜を侵し、びらんや潰瘍を形成する疾患で再燃と寛解を繰り返し、完全治癒が得られにくい、指定難病のひとつです。
主症状は粘血便、下痢、腹痛、発熱です。
〇1、滲出性下痢・・・腸管粘膜の透過性が亢進し、多量の浸出液が腸管内に排出され障害粘膜からの吸収障害をきたして起こります。潰瘍性大腸炎やクローン病で起こる下痢です。
×2、分泌性下痢・・・毒素やホルモンの影響を受け、水分が腸管内に分泌されることで起こる下痢です。感染性腸炎や非吸収性食物脂肪の摂取が原因で起こります。
×3.脂肪性下痢・・・小腸での脂肪の吸収が阻害された場合に起こります。慢性膵炎や吸収不良症候群などで起こります。
×4。浸透圧性下痢・・・高浸透圧の物質により水分が腸管から吸収されず、多量に保持されたまま存在するために起こる下痢です。下剤の乱用やアルコール摂取により起こります。

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正解は 1 です。

潰瘍性大腸炎とは炎症性腸疾患のひとつで、
大腸の粘膜に炎症が起き、びらんや潰瘍ができる原因不明の疾患で、
厚生労働省から難病に指定されています。
下痢や血便、腹痛、発熱、貧血などの症状が見られます。

○1. 滲出性下痢とは、
   腸の炎症により腸管壁の透過性が亢進し、
   多量の滲出液が管腔内に排出されるために起こる下痢で、
   潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症腸疾患で見られます。

×2. 分泌性下痢とは、
   毒素やホルモンの影響で腸液の分泌が多くなり起こる下痢で、
   コレラ菌やある種のウイルスに感染したときに見られます。

×3. 脂肪性下痢とは、
   高脂肪の食事を摂取するなどをきっかけに消化不良となり、
   過剰摂取した脂肪分が便とともに流出して生じる下痢です。

×4. 浸透圧性下痢とは、
   吸収されにくい高浸透圧性のものを摂取することで、
   水分が吸収されないまま排便されるため起こる下痢です。
   乳糖不耐症、アルコール飲料の刺激などで見られます。

0
1 腸の炎症により、多量の浸出液が腸管内に排出されるために起こる下痢です。潰瘍性大腸炎やクローン病などで起こります。

2 消化管粘膜の分泌の異常亢進によって起こります。感染性腸炎や毒素産生菌感染(コレラ・大腸菌)、非感染性腸粘膜障害などがあります。

3 脂肪吸収不良によって起こります。慢性膵炎や小腸吸収不良などがあります。

4 腸内の浸透圧があがり、腸管内に水分がたまり、下痢になります。消化不良や吸収されない物質を取った時に起こります。

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