看護師の過去問
第107回
午後 問130

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

看護師国家試験 第107回 午後 問130 (訂正依頼・報告はこちら)

死の三徴候に基づいて観察するのはどれか。
  • 腹壁反射
  • 輻輳反射
  • 対光反射
  • 深部腱反射

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は 3 です。

①呼吸停止、②心拍停止、③瞳孔散大・対光反射の消失 のことを、
死の三徴候と呼びます。

①呼吸停止
 努力性呼吸、不規則・徐呼吸がみられ、その後呼吸停止します。
②心拍停止
 微弱な頻脈、不整脈、徐脈、脈が触知不能となり、心停止します。
③瞳孔散大・対光反射の消失
 対光反射が緩慢になり、瞳孔が固定し、
 光を当てても瞳孔が縮瞳しなくなります。

×1. 腹壁反射とは、
   腹壁の皮膚を周辺から臍へ向い擦ると腹壁筋が収縮する反射で、
   錐体外路系の障害により消失します。

×2. 輻輳反射とは、
   近距離で注視すると両眼の視軸が近寄り縮瞳が起こる反射で、
   動眼神経の異常の診断などに用いられます。

×4. 深部腱反射とは、
   太い骨格筋につながる腱を筋が弛緩した状態で軽く叩くと起こる、
   不随意な収縮反射で、末梢神経障害の診断などに用いられます。

参考になった数2

02

解答、3
死の三徴候とは「心拍の停止」「自発呼吸の停止」「対光反射の消失」の3つをいいます。
×1、腹壁反射・・・錐体路障害により消失する反射で、正常では腹壁の皮膚を周辺から臍に向かってさすると腹壁筋が収縮します。
×2.輻輳反射・・・眼球に起こる反射で、近点を見る場合副交感神経の刺激により起こし、同行が縮小し同時に両眼球は内転します。
×4、深部腱反射・・・脊髄や大脳に障害があると亢進し、神経根に異常があれば低下ないし消失する反射で、筋肉に伸展刺激を与えたときに起こる筋委縮の反応を見る神経学的検査です。

参考になった数1

03

死の三兆候とは、呼吸停止、心拍停止、瞳孔散大・対光反射の消失をいいます。

参考になった数1