正解は 3 です。
①呼吸停止、②心拍停止、③瞳孔散大・対光反射の消失 のことを、
死の三徴候と呼びます。
①呼吸停止
努力性呼吸、不規則・徐呼吸がみられ、その後呼吸停止します。
②心拍停止
微弱な頻脈、不整脈、徐脈、脈が触知不能となり、心停止します。
③瞳孔散大・対光反射の消失
対光反射が緩慢になり、瞳孔が固定し、
光を当てても瞳孔が縮瞳しなくなります。
×1. 腹壁反射とは、
腹壁の皮膚を周辺から臍へ向い擦ると腹壁筋が収縮する反射で、
錐体外路系の障害により消失します。
×2. 輻輳反射とは、
近距離で注視すると両眼の視軸が近寄り縮瞳が起こる反射で、
動眼神経の異常の診断などに用いられます。
×4. 深部腱反射とは、
太い骨格筋につながる腱を筋が弛緩した状態で軽く叩くと起こる、
不随意な収縮反射で、末梢神経障害の診断などに用いられます。