看護師の過去問
第107回
午後 問154
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問題
看護師国家試験 第107回 午後 問154 (訂正依頼・報告はこちら)
Aさん( 85歳、女性 )。左側の人工股関節置換術後10日である。日中は看護師の援助によって車椅子でトイレまで行くことは可能であるが、夜間はポータブルトイレを使用している。
Aさんの夜間の療養環境を整える上で適切なのはどれか。
Aさんの夜間の療養環境を整える上で適切なのはどれか。
- 足側のベッド柵は下げておく。
- 着脱しやすいスリッパを用意する。
- ポータブルトイレはAさんのベッドの右側に置く。
- 移動時につかまれるようにオーバーテーブルを整える。
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この過去問の解説 (3件)
01
す。
2.着脱しやすい、ということは脱げやすいということです。脱げてしまうと
転倒の危険が増します。よって、脱げにくい靴を選択しましょう。
3.左側の人工股関節置換術施行、ということは左側が患側ということです。
ポータブルトイレだけでなく、車椅子の移乗の際も言えることですし、脳
卒中などの後遺症に伴う麻痺の場合もそうですが、健側を軸にして移動す
るため、健側に設置するのが正しい移乗の仕方です。よって、Aさんの場合
は右側に設置します。
4.オーバーテーブルは簡単に動くものです。簡単に動くものにつかまると、
一緒に動いてしまい転倒につながります。むしろ手の届かない、とっさに
掴んでしまわないところに置いておくと良いでしょう。
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02
2 転倒予防のため、脱げやすいスリッパではなく、靴を用意します。
3 左側の人工股関節置換術後であるため、右側にポータブルトイレを設置します。
4 移動時にオーバーテーブルにつかまると、転倒の危険性があります。
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03
×1.転落防止のために足側もベッド柵は上げておきます。
×2.着脱しやすい=脱げやすい、ということなので、転倒のリスクがあり不適切です。
〇3.ベッドから椅子や車いすへの移乗は健側を軸に最短距離で移動できるようにします。
×4.オーバーテーブルに体重をかけたり、それを支えに起き上がる動作は不安定で転倒のリスクがあり不適切です。
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