看護師の過去問
第107回
午後 問166
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問題
看護師国家試験 第107回 午後 問166 (訂正依頼・報告はこちら)
老年期の加齢に伴う生殖器および生殖機能の変化で正しいのはどれか。
- 卵巣が肥大する。
- 腟壁が薄くなる。
- 精液中の精子がなくなる。
- 男性はテストステロンが増加する。
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この過去問の解説 (3件)
01
主に閉経後の女性は、エストロゲンの分泌が止まることによって、卵巣や卵管子宮は縮小します。
2.正解です。
主に閉経後の女性は、エストロゲンの分泌が止まることによって、膣や尿道、小陰唇などの壁が薄くなります。
3.誤りです。
テストステロン分泌の減少によって産生される精子の量が減少することがありますが、基本的に精子は生涯を通して産生されます。
4.誤りです。
個人差がありますが、男性ホルモンであるテストステロン分泌は、20代頃から年齢を重ねるごとに少しずつ低下していきます。
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02
1.卵胞が消失し、排卵が停止するとエストロゲンの産生が停止・消失していきます。そうなることで、卵巣は萎縮していきます。
3.精子量の減少は見られますが、なくなることはありません。
4.20歳頃から男性のテストステロン(主要な男性ホルモン)の分泌量は、通常、平均で年1~2%の割合で減少し始めます。
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03
1.卵巣の重量、容積の減少は30代後半から始まり、閉経後からは急激に減少します。性成熟期には9-10gあったものが、60-70代で4.0gまで減少します。
2.加齢、閉経に伴う女性ホルモン(エストロゲン・卵胞ホルモン)の分泌低下により、膣粘膜の萎縮、乾燥が起こります。
3.加齢によって、精子がなくなることはありません。精子濃度は変化しないですが、精子運動率、精液量が次第に低下し、精子DNA損傷、精子染色体異常率が増加します。
4.加齢に伴い、男性ホルモン(テストステロン)の値が低下する傾向があります。40歳以降1年ごとに、1%ずつ低下すると言われています。
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