看護師の過去問
第107回
午後 問172
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問題
看護師国家試験 第107回 午後 問172 (訂正依頼・報告はこちら)
入院中に陰圧室に隔離すべき感染症はどれか。
- 麻疹( measles )
- 風疹( rubella )
- 手足口病( hand, foot and mouth disease )
- 流行性耳下腺炎( mumps )
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この過去問の解説 (3件)
01
麻疹は空気感染によって感染します。室内のウイルスが外へ行かないよう、陰圧室にて管理することが適切です。なお、飛沫や接触によっても感染が伝播します。
2.誤りです。
風疹は飛沫感染、接触感染、母子感染によって感染します。陰圧室での管理は不要ですが、感染力が強いため確実な感染対策が必要です。
3.誤りです。
手足口病は、飛沫、接触、糞口感染によって感染します。陰圧室での管理は不要ですが、感染力が強いため確実な感染対策が必要です。
4.誤りです。
流行性耳下腺炎は、飛沫、接触感染によって感染します。陰圧室での管理は不要ですが、感染力が強いため確実な感染対策が必要です。
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02
陰圧室とは、病院内において、感染症の2次感染のリスクを低減させるために、病原菌などが外に漏れないよう、気圧を低くした病室のことを言います。主に空気感染によって、感染する感染症において必要です。
1.麻疹ウイルスは伝播力がきわめて強く、ヒトからヒトへ飛沫感染または空気感染し、空気予防策またはそれに準じた対策を行います。陰圧管理された個室に隔離を行い、陰圧管理された病室がない場合には通常の個室に隔離し、扉を常に閉じ、窓を開放しておきます。
2.飛沫感染、接触感染、母子感染です。
3.4.飛沫感染、接触感染です。
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03
1.麻疹ウイルスは、ヒトからヒトへ飛沫感染および空気感染によって感染します。伝播力が強いため、陰圧管理された個室で管理することが重要です。
2.風疹ウイルスによっておこる急性の発疹性感染です。感染経路は、飛沫感染、母子感染です。妊婦が感染した場合、胎児奇形が起こることもあります。
3.手足口病は、口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。
感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染です。
4.ムンプスウイルス感染により耳下腺が腫脹する感染症で、上気道を介して飛沫感染です。
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