看護師の過去問
第107回
午後 問174
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問題
看護師国家試験 第107回 午後 問174 (訂正依頼・報告はこちら)
正常な胎児の分娩機転について正しいのはどれか。
- 骨盤内嵌入時、胎児の背中は母体の背側にある。
- 胎児の前頭部が先進する。
- 胎児の顔は母体の背側を向いて娩出される。
- 肩甲横径が骨盤の横径に一致する方向で娩出される。
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この過去問の解説 (3件)
01
胎児が骨盤内に嵌入する際は、回旋しながら胎児の背中が母体の腹側を向く位置まで動きます。
2.誤りです。
分娩時は、胎児の小泉門(頭頂〜後頭部の間)が先進します。前頭部ではありません。
3.正解です。
(1)の解説で記述したように、胎児は母親の背中側を向いて娩出されます。首まで娩出されると90度ほど回転して肩の娩出へ移ります。
4.誤りです。
胎児の肩甲横径は骨盤横径より大きいです。片方ずつ肩を娩出し、両肩が娩出された後は胸から下がスムーズに娩出されます。
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02
産道を回旋しながら娩出されます。頭⇒肩⇒胸部⇒体幹⇒腰部⇒足部の順に娩出され、最終的には児頭は母体の腹側を向いて娩出されます。
1.分娩開始前(骨盤嵌入時)、胎児は母体の側方を向いています。
2.児頭は小泉門を先進部として産道を通過します。
4.肩は一度に両肩は娩出できないため、前方がまず娩出、続いて後方の肩が娩出され、体幹部は容易に娩出されます。
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03
1.骨盤嵌入時の胎児の背中は母体の右側か左側に位置しています。
2.陣痛が開始されると、児頭は横軸回線を行って頭部と胸部を接近させて、屈曲運動をします。そして小泉門が先進し、下降していきます。
3.前頭、顔面が順に会陰部を通過していき、娩出時は母体の股間に児頭がある状態なので、すなわち胎児の顔は母体の背側を向いています。
4.児頭娩出に続き、肩甲の下降が起こります。それに伴い、胎児の顔面が母体の大腿内側を向きながら回転していきますが、骨盤横径より胎児の肩甲横径が大きいために、胎児は両方の肩を一度に出すことができず、母体骨盤から片方ずつ肩を出して娩出されます。
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