看護師の過去問
第107回
午後 問187
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問題
看護師国家試験 第107回 午後 問187 (訂正依頼・報告はこちら)
神経伝達物質と効果器の組合せで正しいのはどれか。
- γ-アミノ酪酸< GABA > ------ 気管
- アセチルコリン --------------- 瞳孔散大筋
- アドレナリン ----------------- 血管
- セロトニン ------------------- 心筋
- ドパミン --------------------- 汗腺
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この過去問の解説 (3件)
01
1.誤りです。
GABAはアミノ酸の一種であり、動物や植物など多くの生物に存在しています。脳や脊髄に働きかけ、血圧降下や精神状態の安定などに関わっています。
2.誤りです。
アセチルコリンは副交感神経から放出される神経伝達物質です。瞳孔括約筋を収縮させ、瞳孔を収縮させます。一方で、瞳孔散大筋は交感神経に支配されており、収縮することで瞳孔が開きます。
3.正解です。
アドレナリンは副腎髄質から放出されるホルモンです。血管に働きかけ、末梢血管収縮による血圧上昇をもたらします。また、心拍数を増加させる働きも持ちます。
4.誤りです。
セロトニンは脳内で分泌される神経伝達物質です。気分の安定に関わっているといわれています。
5.誤りです。
ドパミンは脳に作用し、運動の調節や意欲・学習に働きかけます。統合失調症の陽症状に関与しているといわれています。汗腺はアドレナリンやアセチルコリンに支配されています。
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02
1.GABAは、主に脳や脊髄で抑制性の神経伝達物質として働いています。興奮を鎮めたり、リラックスをもたらしたりする役割を果たしています。
2.アセチルコリンには、興奮させる働きがあり、骨格筋や心筋などの収縮を促します。運動神経の神経終末、交感神経と副交感神経の神経節、副交感神経の神経終末、交感神経(汗腺のみ)の神経終末における伝達物質として、機能しています。
3.アドレナリンは、交感神経の受容体であるα、β受容体を刺激して血管を収縮させたり、心悸亢進させたりします。
4.セロトニンは、血管の緊張を調節する物質として、主に生体リズム・神経内分泌・睡眠・体温調節などに関与しています。
5. ドパミンは、運動調節、ホルモン調節、快の感情、意欲、学習などに関わっています。
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03
胞の活動性を低下させます。
2.アセチルコリンは副交感神経から分泌される神経伝達物質で各臓器に作用
します。つまり、副交感神経系が働くために放出される伝達物質です。副
交感神経が働くと瞳孔は縮小します。
3.アドレナリンは副腎髄質から血液中に分泌されます。交感神経系が働く場
合に多く分泌されます。末梢血管は収縮させる働きがあります。
4.セロトニンは主に大脳で作用する神経伝達物質です。セロトニンは大脳を
覚醒させ、集中力を高め、ストレスや不安の抑制、気分や感情のコントロ
ールなどの作用があります。
5.ドパミンは主に中枢神経系に作用する神経伝達物質です。快楽にかかわる
神経伝達物質で、過剰に分泌されるとあらゆる依存症を引き起こすと言わ
れています。
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