看護師の過去問
第107回
午後 問188

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問題

看護師国家試験 第107回 午後 問188 (訂正依頼・報告はこちら)

無対の静脈はどれか。
  • 鎖骨下静脈
  • 総腸骨静脈
  • 内頸静脈
  • 腕頭静脈
  • 門脈

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この過去問の解説 (3件)

01

1.誤りです。
鎖骨下静脈は対になっています。鎖骨下静脈は左右の腕の静脈からそそぎ、心臓へ戻っていきます。

2.誤りです。
総腸骨静脈は対になっています。左右の下肢からそそぎ、下大静脈へと戻っていきます。

3.誤りです。
内頸静脈は対になっています。頭部からそそぎ、鎖骨下静脈と合流して腕頭静脈へと戻っていきます。

4.誤りです。
腕頭静脈は対になっています。鎖骨下静脈などの静脈からそそぎ、左右腕頭静脈が合流して上大静脈となり、心臓へ戻っていきます。

5.正解です。
門脈は対ではありません。各消化管から分泌されたホルモンなどを含む血液が肝臓へとそそぎます。

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02

門脈以外は左右対となっています。
門脈とは、肝臓につながる太い静脈のことです。胃、腸、膵臓、胆嚢や脾臓からの静脈血は、下大静脈に直接連絡して心臓へ返らずに、いったん肝臓につながる門脈につながります。
門脈から肝臓に入った静脈血は、肝臓内で毛細血管となって肝臓に分布したのち、肝静脈として肝臓の後ろから出て、下大静脈に注ぎます。肝臓には、体内の老廃物や体内から取り込まれた有害物質を分解・抱合などにより無毒化する代謝機能や、栄養素を貯蔵したり、自分の体に適合した形に加工・再合成紙、必要に応じて血行を介して全身へ送り出す機能などがあり、いったん肝臓へ集まる理由は、このような作用を行うためです。門脈は肝臓に入る血液量の約4/5を占めています。

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03

正解は5です。

門脈とは、消化管を流れた血液が集まって、肝臓へと注ぎ込む部分の血管、肝門脈を指します。門脈はひとつしかありませんが、鎖骨下静脈、総腸骨静脈、内頸静脈、腕頭静脈はそれぞれ左右に対になって、存在しています。

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