看護師の過去問
第107回
午後 問222
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問題
看護師国家試験 第107回 午後 問222 (訂正依頼・報告はこちら)
A君( 13歳、男子 )。2週前から下腿の紫斑、腹痛、膝関節の疼痛が出現し、近くのクリニックを受診した。血尿および蛋白尿も認められたため、病院を紹介され受診した。既往歴および家族歴に特記すべきことはない。
身体所見:体温36.7℃、血圧110/66mmHg。意識清明。腹痛、浮腫なし。両膝関節の軽度の疼痛があるが、腫脹および発赤なし。両下腿に紫斑が散在している。
検査所見:血液所見:赤血球470万/μL、白血球5,600/μL、血小板21万/μL。
プロトロンビン活性< PT活性 >105%( 基準値80~120% )、活性化部分トロンボプラスチン時間< APTT >32.0秒( 基準対照31.2秒 )。クレアチニン0.56mg/dL、アルブミン3.7g/dL、CRP0.1mg/dL。補体価( CH50 )41IU/mL( 基準値30~45IU/mL )、抗核抗体陰性。尿所見:蛋白3袷、潜血2袷、赤血球50~99/1視野。
検査の結果、A君は2年間のステロイド治療が必要と判断された。1か月後に外来受診の予定である。
看護師からA君に対して行う生活指導で適切なのはどれか。
身体所見:体温36.7℃、血圧110/66mmHg。意識清明。腹痛、浮腫なし。両膝関節の軽度の疼痛があるが、腫脹および発赤なし。両下腿に紫斑が散在している。
検査所見:血液所見:赤血球470万/μL、白血球5,600/μL、血小板21万/μL。
プロトロンビン活性< PT活性 >105%( 基準値80~120% )、活性化部分トロンボプラスチン時間< APTT >32.0秒( 基準対照31.2秒 )。クレアチニン0.56mg/dL、アルブミン3.7g/dL、CRP0.1mg/dL。補体価( CH50 )41IU/mL( 基準値30~45IU/mL )、抗核抗体陰性。尿所見:蛋白3袷、潜血2袷、赤血球50~99/1視野。
検査の結果、A君は2年間のステロイド治療が必要と判断された。1か月後に外来受診の予定である。
看護師からA君に対して行う生活指導で適切なのはどれか。
- 「水分を積極的に摂取してください」
- 「紫斑が出現したら記録してください」
- 「蛋白質を制限した食事を摂取してください」
- 「日光をなるべく浴びないようにしてください」
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この過去問の解説 (3件)
01
ステロイド治療は、体の中の炎症を抑えたり、体の免疫力を抑制したりする作用がありますが、副作用も多いため、注意が必要な薬です。
1 水分は、積極的に摂取はしなくても良いです。
2 副作用にて、出血しやすくなるので、紫斑は気を付ける必要があります。
3 成長期のため、蛋白質は摂取したほうが良いです。
4 骨がもろくなり、骨折しやすくなります。日光を浴び、ビタミンDを吸収して、骨の発育を促すべきです。
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02
ステロイド療法を行うと、いろんな副作用が見られます。易感染性、骨粗しょう症(ステロイド骨粗鬆症)、糖尿病(ステロイド糖尿病)、消化性潰瘍(ステロイド潰瘍)、血栓症などほかにもムーンフェイスなどもあります。ステロイド療法はとても大切なので、絶対覚えたほうが良いでしょう。
1. 普通でよいと思います。
2. 正解です。出血しやすくなるお薬なども併用されることがありますので、注意です。
3. 現段階では必要ないでしょう。小児はたんぱくは必要ですね。
4. 骨粗しょう症のことを考えると、日光は大切ですね。
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03
ステロイド治療時には、血小板減少がみられることがあるので、紫斑を見つけたら、記録をしておくように指導することが必要となってきます。
蛋白、カルシウム、ビタミンの含まれた食事が成長期の子供たちには必要なので、タンパク制限の必要はありません。
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