看護師の過去問
第108回
午前 問23
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問題
看護師国家試験 第108回 午前 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
臓器の移植に関する法律における脳死の判定基準で正しいのはどれか。
- 瞳孔径は左右とも3mm以上
- 脳波上徐波の出現
- 微弱な自発呼吸
- 脳幹反射の消失
- 浅昏睡
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この過去問の解説 (3件)
01
①深い昏睡:JCSでⅢ-300、GCSで3点であることを確認します。
②瞳孔の散大と固定:瞳孔が4mm以上で変化がない
③脳幹反射の消失:咳反射、角膜反射、前庭反射、対光反射、咽頭反射、眼球頭反射、毛様脊髄反射がない
④平坦な脳波
⑤自発呼吸の停止
⑥6時間以上経過した後の①~⑤の同じ一連の検査:状態が変化せず、不可逆的である事の確認です。
1 . 瞳孔径は左右とも3mm以上
×不正解
瞳孔は4mm以上です。
2 . 脳波上徐波の出現
×不正解
脳波は平坦であることが求められます。
3 . 微弱な自発呼吸
×不正解
自発呼吸がある場合には脳死には当てはまりません。
4 . 脳幹反射の消失
○正解
上記の③にあたります。全ての反射がない事を確認します。
5 . 浅昏睡
×不正解
深い昏睡つまり、JCSでⅢ-300、GCSで3点の状態です。顔面に疼痛刺激を与えて検査をします。
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02
<脳死判定の検査項目>
①深い昏睡(JCS:Ⅲ-300、GCS:3点)
②瞳孔の散大と固定(瞳孔径が4mm以上)
③脳幹反射(咳反射・角膜反射・前庭反射・対光反射・咽頭反射・眼球頭反射・毛様脊髄反射)の消失
④平坦な脳波
⑤自発呼吸の停止
⑥6時間以上経過した後の同じ一連の検査
※これらの項目を、必要な知識と経験を持つ移植に無関係な2人以上の医師が判定します。
1、2、3、5は脳死判定の項目に該当しないため、不正解となります。
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03
脳死判定:
①深昏睡(JCSⅢ-300、GCS3)
②瞳孔の固定・瞳孔径が左右とも4mm以上
③脳幹反射(対光反射・角膜反射・毛様脊髄反射・眼球頭反射・前庭反射・咽頭反射・咳反射)の消失
④脳波平坦
⑤自発呼吸消失
・これらを脳死判定の豊富な経験を持ち、かつ臓器移植に関わらない医師2名以上で判定します。
・2回の脳死判定を行い、2回目は6時間後に行います。
1、2、3、5は脳死の条件に該当しないため、不正解です。
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