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看護師の過去問 第108回 午前 問22

問題

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感染を伴わない創傷の治癒を促進させる方法で適切なのはどれか。
   1 .
乾燥
   2 .
消毒
   3 .
洗浄
   4 .
ガーゼ保護
( 看護師国家試験 第108回 午前 問22 )
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この過去問の解説 (3件)

1
1 . 乾燥
×不正解
現在では、感染していない創面を湿潤した環境に保持する方法で皮膚の治癒が促進されます。被覆材には血液を吸収する物や、透明なフィルムなどたくさんの種類があります。

2 . 消毒
×不正解
消毒することにより皮膚の細胞にも影響があることや、消毒薬では完全に殺菌することはできず、また皮膚に少量の細菌がいても傷が治っていく事が研究で分かってきています。
よって、不正解です。

3 . 洗浄
○正解
創部を擦り過ぎない、適度な洗浄は感染源となりうる血液の塊などを流し、皮膚を出来る限り清潔に保つ事ができます。洗浄はシャワー等で流していく事が大切です。洗浄後は可能であれば被覆材を使用して皮膚を保護します。よって、正解です。

4 . ガーゼ保護
×不正解
出血をしている皮膚にガーゼ保護をすると、そのまま乾燥してしまい、痂皮(かひ)を形成します。しかし、ガーゼ交換の度にそれが剥がれてしまい、出血を繰り返す事になります。また、痂皮の下から新しい皮膚が再生しにくいので、ガーゼで保護をする事は少ないです。ガーゼの変わりに被覆材を使用します。被覆材は「仮の痂皮」のようなもので、湿潤環境を保ちながら皮膚の再生を促します。
よって、不正解です。

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1
正解は3です。

人間には自然治癒力があります。創部の感染に対して身体が反応し、白血球、マクロファージを増殖させ異物除去をしていきます。

1、皮膚は湿潤環境にて治癒が早まります。

2、皮膚を消毒すると、本来殺菌作用のある白血球などを殺してしまうことになり、創傷治癒遅延につながります。

3、皮膚を水で洗浄すると、湿潤環境が保てることで損傷した部分の細胞が生き返りやすくなること、異物を取り除くことで一時的に感染防止対策がとれます。

4、ガーゼ保護により酸素に触れないこと、創部の水分がガーゼに吸収されてしまい、外気に発散され乾燥してしまうことで創傷治癒遅延につながります。被覆材を使用し湿潤環境を保つことが必要です。

0
正解:3. 洗浄

感染を伴わない創傷に対して、
以前は乾燥させて治すという考え方でしたが、1950年代頃から湿潤環境の方が早く治癒するという考え方に変わってきました。

微温水または水で洗浄することで、創部に付着する異物を除去することが出来、また湿潤環境が保たれることで、白血球やマクロファージなどの防御機能によって創傷治癒が促進されます。

1. →湿潤環境の方が創傷治癒が促進されます。

2. →消毒は、細菌に対してはほとんど効果がなく、白血球やマクロファージなどの防御機能や、組織の再生を担う繊維芽細胞、上皮細胞などが障害されるため、創傷治癒が遅れてしまいます。

4. →ガーゼ保護により、浸出液をガーゼが吸着してしまい、外気に発散されてしまうため、創部の湿潤が保たれなくなります。創部の治癒を促進するためには、湿潤環境を保つことが重要です。

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