1 . 乾燥
×不正解
現在では、感染していない創面を湿潤した環境に保持する方法で皮膚の治癒が促進されます。被覆材には血液を吸収する物や、透明なフィルムなどたくさんの種類があります。
2 . 消毒
×不正解
消毒することにより皮膚の細胞にも影響があることや、消毒薬では完全に殺菌することはできず、また皮膚に少量の細菌がいても傷が治っていく事が研究で分かってきています。
よって、不正解です。
3 . 洗浄
○正解
創部を擦り過ぎない、適度な洗浄は感染源となりうる血液の塊などを流し、皮膚を出来る限り清潔に保つ事ができます。洗浄はシャワー等で流していく事が大切です。洗浄後は可能であれば被覆材を使用して皮膚を保護します。よって、正解です。
4 . ガーゼ保護
×不正解
出血をしている皮膚にガーゼ保護をすると、そのまま乾燥してしまい、痂皮(かひ)を形成します。しかし、ガーゼ交換の度にそれが剥がれてしまい、出血を繰り返す事になります。また、痂皮の下から新しい皮膚が再生しにくいので、ガーゼで保護をする事は少ないです。ガーゼの変わりに被覆材を使用します。被覆材は「仮の痂皮」のようなもので、湿潤環境を保ちながら皮膚の再生を促します。
よって、不正解です。