正解は2です。
新生児の聴覚スクリーニングは、難聴を早期発見するために行う検査です。
難聴があると、聴こえの問題だけではなく、言葉がなかなか出にくいことがあります。
早期発見することで専門医に早い段階で診てもらうことができます。
また、この検査は簡易で、痛みはなく安全で、赤ちゃんが寝ている間に10分ほどで終了します。
1)×
空腹時は、泣いてしまい、体動によるノイズを避けらせません。そのため、授乳後1時間くらいまでの自然入眠中のタイミングが適しています。
2)○
赤ちゃんが泣かずに静かにしている状態がベストです。ノイズなどで再検査となってしまいます。
3)×
タンデムマス法は、新生児の先天性代謝異常の新しい検査法です。
従来の新生児マススクリーニングでは、1項目につき1検査が必要でしたが、タンデムマス・スクリーニングでは、一回の検査で複数の疾患を同時に診断することができます。
方法は、生後数日の新生児のかかとから、ごく少量の血液をろ紙に染み込ませ、専門の検査機関に送ります。
検査で陽性反応が出れば、専門医の診察を受けて適切な治療や生活指導を受けることができます。
4)×
出生直後は中耳に羊水が残っているため、検査結果が悪くでることもあります。
まず出生後3日以内に初回検査を行い、パスしなかった場合は、退院までのおおむね生後1週間以内に再検査をできるようにします。