看護師の過去問
第108回
午後 問198

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問題

看護師国家試験 第108回 午後 問198 (訂正依頼・報告はこちら)

Barthel<バーセル>インデックスで評価するのはどれか。
  • 栄養状態
  • 疼痛の強さ
  • 褥瘡の深さ
  • 日常生活動作
  • 呼吸困難の程度

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この過去問の解説 (3件)

01

バーセルインデックスは「できる日常生活動作(ADL)」を評価するもので、世界共通です。
身辺動作と移動動作の2つの視点で観察し、全10項目あります。各項目を0~15点で数値化し、合計100点満点で評価します。100点に近づくにつれて、自立していると評価できます。

1 . 栄養状態
×不正解
栄養状態の評価は簡易栄養状態評価表(MNA)、主観的包括的アセスメント(SGA)、そして、身長、体重、BMI、血液検査でのアルブミンや中性脂肪、ヘモグロビンなどの値を使用します。
よって、不正解です。

2 . 疼痛の強さ
×不正解
痛みの評価はSTAS-J、フェイスペインスケール、0~10までの数値で表すNRS、アナログスケール(VAS)などが用いられます。
よって、不正解です。

3 . 褥瘡の深さ
×不正解
褥瘡の深さの評価はNPUAP分類やDESIGN-R分類によって評価します。
よって、不正解です。

4 . 日常生活動作
○正解
バーセルインデックスはできる日常生活動作(ADL)を評価します。よって、正解です。

5 . 呼吸困難の程度
×不正解
呼吸困難の程度の評価方法として0~10までの数値で表すNRS、アナログスケール(VAS)、モディファイドボーグスケール(mBS)が使用されます。
よって、不正解です。

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02

正解4.日常生活動作

Barthel(バーセル)インデックス

日常生活に必要な動作10項目について、評価します。10項目は、食事・移乗・整容・トイレ動作・入浴・移動・階段昇降・更衣・排便・排尿になり、満点を100点として評価します。
対象者が実施できた最大能力を評価しています。
介護度の軽減の程度を評価する指標として用いられています。



1.栄養状態は、体重変化・BMI・体組成・血液検査(アルブミン・蛋白質など)・食事摂取量などを総合的に見て評価します。
バーセルインデックスには含まれません。



2.疼痛の強さは、VAS視覚的アナログスケール、NRS・VRS数値評価スケール、FRS表情尺度スケール等を使用して評価します。
バーセルインデックスには含まれません。



3.褥瘡の深さは、DESIGNーRもしくはNPUAPで深度の分類を行います。
DESIGNーRは、日本褥瘡学会が開発したアセスメントツールです。褥瘡の重症度を分類し、治癒過程を数量化します。
NPUAPは、米国褥瘡諮問委員会の提唱するステージ分類です。
バーセルインデックスには含まれません。


5.呼吸困難の程度は、以下の評価があります。
呼吸困難の主観的な程度・強度を測定する、量的評価尺度としてNRS・VAS・mBSがあります。
バーセルインデックスには含まれません。

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03

正解は4です。

バーセルインデックスとは、日常生活動作を10項目で評価するものです。100点で自立しているという評価になります。
在宅において使用されます。


1 . 栄養状態は血液検査、BMIなどから評価できます。
よって不正解です。


2 . 疼痛の強さは、痛みスケールで数字・表情の絵などで何段階に分けて評価します。


3 . 褥瘡の深さはNPUAPで評価します。
Ⅰ:消失しない発赤~分類不能:深部組織損傷疑いという6段階で褥瘡の深さを評価します。


5 . 呼吸困難の程度は、NRS・VAS・ボルグスケールが主に使用されます。

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