看護師の過去問
第108回
午後 問205

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問題

看護師国家試験 第108回 午後 問205 (訂正依頼・報告はこちら)

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律<感染症法>に基づく五類感染症はどれか。2つ選べ。
  • 後天性免疫不全症候群<AIDS>(acquired immunodeficiency syndrome)
  • 腸管出血性大腸菌感染症(enterohemorrhagic E.coli infection)
  • つつが虫病(tsutsugamushi disease)
  • 日本脳炎(Japanese encephalitis)
  • 梅毒(syphilis)

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1と5です。

五類感染症とは、国民・医療関係者に情報提供・公開することで、発生・蔓延を防止する感染症のことで、アメーバ赤痢、B/C型ウイルス肝炎、クロイツフェルト・ヤコブ病、劇症型溶血性レンサ球菌、AIDS、髄膜炎、梅毒、破傷風、百日咳、麻疹、風疹、水痘などを言います。

1の 後天性免疫不全症候群<AIDS>(acquired immunodeficiency syndrome)は、第5類感染症に含まれるので正解となります。

2の腸管出血性大腸菌感染症(enterohemorrhagic E.coli infection)は、第3類感染症に含まれるので間違いです。

3のつつが虫病(tsutsugamushi disease)は、第4類感染症に含まれるので間違いです。

4の日本脳炎(Japanese encephalitis)は、第4類感染症に含まれるので間違いです。

5の梅毒(syphilis)は、第5類感染症に含まれるので正解となります。

参考になった数2

02

正解は1.5です。

五類感染症とは、国民・医療関係者に情報提供・公開することで、発生・蔓延を防止する感染症の事を言います。

<アメーバ赤痢、B/C型ウイルス肝炎、クロイツフェルト・ヤコブ病、劇症型溶血性レンサ球菌、AIDS、髄膜炎、梅毒、破傷風、百日咳、麻疹、風疹、水痘など。>


1 . 後天性免疫不全症候群<AIDS>(acquired immunodeficiency syndrome)
正解です。


2 . 腸管出血性大腸菌感染症(enterohemorrhagic E.coli infection)は第3類感染症に含まれます。
よって不正解です。


3 . つつが虫病(tsutsugamushi disease)は第4類感染症に含まれます。
よって不正解です。



4 . 日本脳炎(Japanese encephalitis)は第4類感染症に含まれます。
よって不正解です。



5 . 梅毒(syphilis)は第5類感染症に含まれます。
よって正解です。

参考になった数1

03

正解1.後天性免疫不全症候群(AIDS)
  5.梅毒


感染症法

感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関し必要な措置を定めることにより、感染症の発生を予防し、及びまん延の防止を図り、もって公衆衛生の向上及び増進を図ることを目的とする。


五類感染症

国が発生動向調査を行い、結果に基づいた情報を提供・公開して発生拡大を防止するべき感染症です。
①インフルエンザ(鳥インフルエンザ及び新型インフルエンザ等感染症を除く)
②ウイルス性肝炎(E型肝炎及びA型肝炎を除く)
③クリプトスポリジウム症
④後天性免疫不全症候群
⑤性器クラミジア感染症
⑥梅毒
⑦麻しん
⑧メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症
⑨その他の感染症(省令で規定)

(厚生労働省 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律 参照)


2.腸管出血性大腸菌感染症は、3類感染症に分類されます。
感染力や罹患した場合の重篤性などに基づく総合的な観点からみた危険性は高くないものの、特定の職業に就業することにより、感染症の集団発生を起こしうる感染症です。


3.つつが虫病は、4類感染症に分類されます。
人から人への感染はほとんどないが、動物などを介して人に感染し、国民の健康に影響を与えるおそれのある感染症です。


4.日本脳炎は、4類感染症に分類されます。
人から人への感染はほとんどないが、動物などを介して人に感染し、国民の健康に影響を与えるおそれのある感染症です。

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