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看護師の過去問 第109回 午後 問163

問題

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中心静脈栄養法〈 TPN 〉で高カロリー輸液を用いる際に、起こりやすい合併症はどれか。
   1 .
高血圧
   2 .
高血糖
   3 .
末梢静脈炎
   4 .
正中神経麻痺
( 看護師国家試験 第109回 午後 問163 )
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この過去問の解説 (3件)

1
正答:2

解説:TPN(Total Parenteral Nutrition:完全非経口的栄養)とは 長期経口摂取ができない患者に用いられ、CV(Central Venous: 中心静脈カテーテル)を介し、高カロリー輸液を行うことです。高カロリー輸液は糖濃度が濃く、急速投与による高血糖のリスクがあるため、24時間持続点滴が一般的です。逆に急に中止すると低血糖症状を起こしやすくなるため、注意が必要です。

1、×
2、○
3、× 高カロリー輸液は3-6倍も高濃度なため、末梢静脈から投与すると、血管痛や静脈炎を起こし、血管が閉塞します。
4、× 正中神経は親指から薬指の一部にかけての手のひら側の感覚を担っており、麻痺が起こると、感覚障害や手首や指の屈曲などの運動障害がみられます。

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0
正解:2. 高血糖

中心静脈栄養法(total parenteral nutrition;TPN)は、経口から栄養摂取が困難な場合や、消化管での栄養吸収が障害された場合などに、心臓に近い中心静脈に挿入したカテーテルを介して、栄養製剤を投与する方法です。
高カロリー輸液は、高濃度のため、末梢静脈から投与すると静脈炎を起こしやすいため、中心静脈から投与する必要があります。

合併症には、カテーテル閉塞、カテーテル関連血流感染、高血糖、低血糖、消化管粘膜の萎縮などがあります。


1. →中心静脈を介して投与するため、高血圧には繋がりにくいです。

2. →患者の適正エネルギー量より、栄養が多かったり、投与速度が速かったりすると高血糖を起こす可能性があります。
逆に、投与する栄養が少なかったり、急激に減量したりすると、低血糖が生じることがあります。

3. →高カロリー輸液は、高濃度のため、末梢静脈からの投与は静脈炎を起こすリスクがあるため禁忌です。

4. →正中神経麻痺とは、腕や指の運動や感覚を支配する正中神経が障害され、運動障害や感覚障害を起こします。
中心静脈カテーテルは、主に内頸静脈、鎖骨下静脈、大腿静脈から挿入します。

0
中心静脈栄養法〈 TPN 〉で高カロリー輸液を用いる際に、起こりやすい合併症は2、高血糖が正解である。
これは、静脈に直接グルコースを投与しているため、血糖が急激に変動しやすく、高血糖に注意が必要である。

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