看護師の過去問
第109回
午後 問186
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問題
看護師国家試験 第109回 午後 問186 (訂正依頼・報告はこちら)
アギュララ,D.C.( Aguilera,D.C. )が提唱した危機〈クライシス〉を回避する要因で正しいのはどれか。
- 情緒的サポート
- 適切な対処機制
- 問題志向のコーピング
- ソーシャルインクルージョン
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この過去問の解説 (3件)
01
2 . アギュララの問題解決危機モデルでは不均衡状態から適切な対処機制をとることで危機回避へと向かうと提唱されているため、〇。
3 . 問題志向のコーピングはラザル(Lazarus,R,S)が提唱している危機モデルであるため、×。
4 . ソーシャルインクルージョンとは、社会的に弱い立場にある人々をも含め市民ひとりひとり、排除や摩擦、孤独や孤立から援護し、社会の一員として取り込み、支えあう考え方のことであり、×。
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02
危機を回避する要因
人は生まれつき精神の均衡状態を保つメカニズムを持っています。
ストレスの多い出来事が起こる時は、その均衡を回復させる一定の働きがあり、均衡回復に関わる要因が重要であるとされています。
バランス保持要因には、①ストレスとなる出来事の知覚②社会的支持③対処規制があります。
これらのバランス要因がきちんと機能すれば問題解決され危機は回避されるが、一つでも欠如すれば危機に陥るとされています。
1.ソーシャルサポートは、社会における人とのつながりでもたらされる精神的あるいは物質的な支援です。
4分類あり、①道具的サポート②情報的サポート③情緒的サポート④評価的サポートがあります。
情緒的サポートは、励ましたり、愚痴を聴いたりなど情緒面でのサポートを行います。
3.ストレスコーピングは、ストレスに対処するために行うストレス対処行動です。
①問題志向型コーピング②情動志向型コーピングの2種類があります。
問題志向型コーピングは、ストレッサーそのものに働きかけて解決します。
4.ソーシャルインクルージョンは、「全ての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合う」という理念です。
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03
<アギュララとメズイックの問題解決型危機モデル>
ストレスの多い出来事が起こるときは、その均衡を回復させる一定の働きがあり、均衡回復に関わる要因(バランス保持要因)が重要であると提唱しました。
バランス保持要因には、以下のようなものがあり、1つでも欠如すると危機に陥るとされています。
・ストレスとなる出来事の知覚
・社会的支持
・対処機制
1. →情緒的サポートは、ソーシャルサポート理論などで述べられています。
3. →問題志向のコーピングは、ラザル(Lazarus,R,S)が提唱しているストレスコーピング理論の内容です。
4. →ソーシャルインクルージョンは、「全ての人々を孤独や孤立、排除や摩擦から援護し、健康で文化的な生活の実現につなげるよう、社会の構成員として包み支え合う」という理念です。
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