看護師の過去問
第109回
午後 問193
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問題
看護師国家試験 第109回 午後 問193 (訂正依頼・報告はこちら)
皮下埋込みポートを用いた在宅中心静脈栄養法〈 HPN 〉で適切なのはどれか。
- 抜針して入浴することができる。
- 24 時間持続する注入には適さない。
- 同居の家族がいることが必須条件である。
- 外出時に輸液ポンプを使うことはできない。
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この過去問の解説 (3件)
01
2 . 24 時間持続する注入には適しているため、×。
3 . 同居の家族がいることが必須条件ではないため、×。
4 . 充電式の輸液ポンプを使うなどで外出は可能であり、×。
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02
(解説)
皮下埋め込みポートとは、CVポートも呼ばれ、中心静脈カテーテルの一種になります。皮下埋め込みポートは、100円硬貨程度の大きさの本体と薬剤を注入するチューブから構成されており、小手術で右または左の胸や腕の皮膚の下に埋め込みます。体の中に埋め込みますので、外からはほとんど目立ちません。カテーテルの先端は、心臓近くの太い血管に留置されており、体外に露出されていないため、針を抜針すれば入浴することができます。よって、正解は「1」になります。
(補足)
他の選択肢については、以下の通りです。
2について
:皮下埋め込みポートは、患者の状態に応じて24時間の持続点滴が可能になります。中心静脈カテーテルであるため、末梢静脈点滴と比較すると、静脈炎や血管漏出のリスクも低く、継続的な化学療法をしている患者に適用されたりしています。よって、正解には該当しません。
3について
:本人の理解度があり、自己で管理することが可能であれば、同居家族がいることは必須条件ではありません。よって、正解には該当しません。
4について
:外出時も輸液ポンプを使用することは可能です。よって、正解には該当しません。
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03
抜針すれば、ポート部分は皮下に埋め込まれていますので感染リスクがなく、入浴することが出来ます。
2. →中心静脈カテーテルであり、末梢静脈点滴よりも静脈炎や血管漏出のリスクが低いため、24時間持続注入に適しています。
3. →医師や看護師の助言を受けながら、ご本人が操作方法や観察について管理できれば、同居家族がいなくても使用することは可能です。
4. →携帯型輸液ポンプを使用することで、持続注入をしながら外出することが出来ます。
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