(正解) 1
(解説)
特定行為とは、診療の補助になります。よって、正解は「1」になります。
看護師が手順書により行うことができる特定行為は、実践的な理解力と思考力、判断力並びに高度かつ専門的な知識と技能が特に必要とされる、38の行為が定められています。
●定められている特定行為 ※一部抜粋
経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整、侵襲的陽圧換気の設定の変更、非侵襲的陽圧換気の設定の変更、人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整、人工呼吸器からの離脱、気管カニューレの交換、一時的ペースメーカーの操作及び管理、一時的ペースメーカーの抜去、経皮的心肺補助装置の操作及び管理、大動脈内バルーンパンピングからの離脱を行うときの補助の頻度の調整、心嚢ドレーンの抜去、低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定及びその変更、胸腔ドレーンの抜去、腹腔ドレーンの抜去(腹腔内に留置された 穿せん 刺針の抜針を含む。)、胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換、膀胱瘻カテーテルの交換、中心静脈カテーテルの抜去、末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入、褥瘡又は慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去など
(補足)
他の選択肢については、以下の通りです。
2について
:特定行為については、保健師助産師看護師法に基づいています。よって、正解には該当しません。
3について
:手順書の作成は、看護師ではなく、医師または歯科医師が文書または電磁的記録として作成するとなっています。よって、正解には該当しません。
4について
:「看護師は医師または歯科医師の指示と作成した手順書により特定行為を行う」となっており、歯科医師も含まれるため、正解には該当しません。