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看護師の過去問 第109回 午後 問197

問題

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Aさん( 28 歳、男性)。海外出張で訪れたアフリカ地域から帰国後 1 週に 39 ℃の発熱と解熱を繰り返すため外来を受診した。腹部症状は特にない。
予測される感染症はどれか。
   1 .
マラリア( malaria )
   2 .
コレラ( cholera )
   3 .
赤痢 ( amebiasis )
   4 .
破傷風( tetanus )
( 看護師国家試験 第109回 午後 問197 )
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この過去問の解説 (3件)

1
1 . マラリアはアフリカなどで多く発生しており、発熱と解熱を繰り返すことが多く、一番可能性が高いため、〇。

2 . コレラはインドやアフリカなどで多く発生していますが、主症状が下痢であり、Aさんは腹部症状がないため、可能性が低く、×。

3 . 赤痢はインドやタイなどで多く発生し、主症状は発熱、腹痛、下痢、血便などがあり、Aさんの症状、渡航歴から可能性が低く、×。

4 . 破傷風は土いじりのときにできる目立たないほどの傷、釘を踏むことによる軽いけが、交通事故などをきっかけにしておこり、症状として、開口障害、痙笑、けいれんなどがおこり、Aさんの症状から可能性は低く、×。

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0
(正解) 1
(解説)
マラリアの流行地域は、熱帯のアフリカや東南アジアになります。マラリアは、1~4週間ほどの潜伏期間を経て、マラリア原虫が肝臓を経由して赤血球に入り、赤血球を破壊するときに発熱が起こります。また、48~72時間おきに熱発作を繰り返す特徴もあり、Aさんの状態と一致するため、マラリアに罹患したと予測できます。よって、正解は「1」になります。

(補足)
他の選択肢については、以下の通りです。
2.コレラ:コレラの潜伏期間は、6時間から長くて2~3日とされています。米のとぎ汁様の下痢と嘔吐が特徴的な症状になりますが、Aさんには腹部症状がないため、正解には該当しません。

3.赤痢:赤痢は、大腸粘膜に多数の潰瘍ができ、1~3日の潜伏期間を経て発症します。血液や粘液を含んだ下痢が生じることから、腹部症状がないAさんには当てはまらないと考えられます。よって、正解には該当しません。

4.破傷風:破傷風は、菌が産生する神経毒により開口障害・嚥下困難などを発症し、次第に全身性のけいれんに移行していきます。潜伏期間は3~21日で、重篤になると呼吸筋の麻痺が生じこともあります。神経毒による開口障害や痙笑(ひきつり笑い)などの症状が特徴的ですが、Aさんの症状には当てはまらないため、正解には該当しません。

0
正解:1. マラリア

マラリアは、アフリカなどで多く発生しており、マラリア原虫を媒介する蚊(ハマダラカ)に刺されることによって感染します。
発熱と解熱を繰り返す他、頭痛、筋肉痛、関節痛などの症状が現れます。


2. →コレラは、アフリカや中南米で多く発生しており、「コメのとぎ汁のような水様性便」や嘔吐が主症状です。

3. →赤痢は、衛生状態の悪い国で多く発生し、発熱、下痢、腹痛、菌の種類によって血便がみられます。

4. →破傷風は、土壌中にいる破傷風菌が傷口から侵入することで感染します。症状は、開口障害、痙笑、全身の痺れ、痙攣などがあります。

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