正解は１です。
乳幼児身体発育調査とは10年ごとに全国的な乳幼児の身体発育の状況を調べ乳幼児の身体発育値及び発育曲線を明らかにし、乳幼児保健指導の改善を目的とし行われています。
成長の評価で使用される身体発育曲線のパーセンタイル値とは全体を１００として、小さなほうから何番目になるのかを表す数値の指標です。
身体発育曲線は表と曲線で表されます。
曲線は７本の基準線があり、上から９７、９０、７５、５０、２５、１０、３パーセンタイル曲線といいます。
１．３パーセンタイル未満、９７パーセンタイル超の場合は発育に問題を認め、精密検査の対象になります。
２．５０パーセンタイル値は同年齢同性の「中央値」を示す値です。
１００人乳幼児がいたら、５０番目の大きさを示します。
「平均値」ではないため、注意しましょう。
３．１０パーセンタイル値は同年齢同性の１００人乳幼児がいたら１０番目を表します。
１０％小さいことを表しているわけではないため誤りです。
４．１０パーセンタイル未満、９０パーセンタイル超の乳幼児が経過観察の対象になります。
正解は１「３パーセンタイル未満の児は、要精密検査となる」です。
乳幼児身体発育曲線とは体重および身長の身体発育値（３，１０，２５，５０，７５，９０，９７パーセンタイル値）をグラフにしたものです。
パーセンタイル値とは計測値の統計的分布の上で、小さいほうから数えて何％目の値は、どれぐらいかという見方をする統計的表示法です。つまり１００人乳幼児がいたら３パーセンタイル値は１００人いるうちの小さいほうから３番目の値、９７パーセンタイル値は小さいほうから９７番目の値ということになります。
乳幼児の成長は著しく、個人差も大きいのが特徴です。１回の計測値だけで身長・体重の評価はしないというのが基本的な考え方です。その上で、１０パーセンタイル未満、９０パーセンタイル超えは経過観察が必要、３パーセンタイル未満、９７パーセンタイル越えは要精密検査と評価します。
１．上記の内容から正解です
２．５０パーセンタイル値とは１００人のうちの５０番目の値ということです。平均値とは異なります。極端な例ですが１００人の人がいて１人が１万円を持っていて９９人が１円を持っていたとします。所持金の５０％タイル値は１円です。平均値は１００．９９円です。
３．１０パーセンタイル値とは小さいほうから１０番目の値です。
４．１０パーセンタイル未満、９０パーセンタイル以上が経過観察となります。
正解: 1. 3パーセンタイル未満の児は、要精密検査となる。
1. →出生時の体重や身長が小さかった場合など個人差は考慮されますが、3パーセンタイル未満の場合は要精密検査となります。
乳幼児身体発育調査は、厚生労働省によって10年毎に行われている調査で、乳幼児の身長、体重、頭囲及び胸囲、運動・言語発達などを調べるものです。
さらに、2000年の調査では、乳幼児の保健指導への指標とするために、全国的な乳幼児の身体発育値及び発育曲線を調べて作成されたのが、パーセンタイル曲線（身体発育曲線）です。
＜パーセンタイル曲線の見方＞
基準線には、97、90、 75、50、25、10、3の数字がついています。
これは、集団を均等に100に分けた時に何番目に当たるかを示しています。
通常、3〜97パーセンタイルの間は正常範囲とされています。
もし基準線をまたいで上向きあるいは下向きになった場合に、病的な原因を考慮します。
2.→50パーセンタイルは、100に分けた時に50番目くらいの数値であり中央値とも呼ばれます。平均的と判断されますが、平均値ではありません。
3. →10パーセンタイルは、同年齢同性の児の集団を100に分けた時に、10番目くらいの身体発育だということです。
4. →3〜97パーセンタイルの間は正常範囲とされています。
