看護師の過去問 第110回 午前 問101

正解: 4. トイレの際は同行する。

Aさんは、尿意や便意はあり、トイレでの排泄動作も一人で行えています。

ただ施設での環境に慣れず、トイレの場所が分からずに、ゴミ箱へ排尿してしまったと推察されます。

そのため、Aさんが尿意や便意などを感じそわそわしている動作などをしたら、声を掛けてトイレへ誘導したり、同行することが望ましいです。

1. →ゴミ箱の位置を移動したり、目立たない場所に置いたとしても、またゴミ箱を見つければ、同じ動作を繰り返すため、問題の解決にはなりません。

2. →Aさんは尿意や便意はあり、排尿行動も行えています。

1時間ごとの尿意の確認をしても、Aさんのタイミングと合わなければ、同じ動作を繰り返してしまうため、優先度は低いです。

3. →Aさんは失禁はなく、排泄動作も自立しているため、おむつの着用は今のところ必要ありません。

失禁を繰り返す場合は、おむつを勧めると良いでしょう。

失禁があるわけではないので、パンツ型おむつは必要ありません。
ゴミ箱を隠しても他の場所に放尿する可能性があるため、ゴミ箱を隠すことも得策ではありません。
また、尿意の自覚もあるので、1時間ごとのトイレ誘導も必要ありません。
はじめてのデイサービスでトイレの場所がわからなかった可能性が高いので、職員がトイレまで誘導することが正解です。

正解は4です。

Aさんは尿意、便意がありトイレで排泄することが可能なため、通所介護という新しい環境でトイレの位置が分からずゴミ箱に排尿した可能性が高いです。

トイレの際に同行することが適切な回答です。