看護師の過去問
第110回
午後 問167
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問題
看護師国家試験 第110回 午後 問167 (訂正依頼・報告はこちら)
Aさんは右側の人工股関節全置換術(後方アプローチ)を受けた。Aさんへの脱臼予防の生活指導で適切なのはどれか。
- 「靴はしゃがんで履いてください」
- 「右側に身体をねじらないでください」
- 「椅子に座るときは足を組んでください」
- 「浴室の椅子は膝の高さより低いものを使ってください」
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この過去問の解説 (3件)
01
正解は2です。
術後脱臼は、股関節周囲の組織や筋肉が回復するまでの術後3ヵ月以内に発生しやすいと言われています。
人工股関節全置換術(後方アプローチ)後の脱臼を発生させる動作は、股関節の過屈曲・内転・内旋です。
1、3、4は、股関節の過屈曲・内転・内旋を含む動作になります。
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02
正解: 2. 「右側に身体をねじらないでください」
術後3ヶ月以内は、股関節周囲の組織や筋肉が不安定なため脱臼しやすくなります。
人工股関節全置換術(後方アプローチ)後の禁忌動作は、股関節の過屈曲、内転、内旋です。
右側に身体をねじると、右股関節が内旋してしまうため、このような動作を避けた方が良いです。
1.3.4. →これらの動作は、過屈曲や内旋する動作であるため、好ましくありません。
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03
正解: 2 .「右側に身体をねじらないでください」
後方アプローチ→大腿部の後ろ側を切っています。筋肉も切っているから後ろから大腿骨が脱臼しやすいです。そのため過度な屈曲は禁止になります。
不正解の選択肢はいずれも、過度な屈曲を伴います。
1 .「靴はしゃがんで履いてください」
3 .「椅子に座るときは足を組んでください」
4 .「浴室の椅子は膝の高さより低いものを使ってください」
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