看護師の過去問
第110回
午後 問209

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問題

看護師国家試験 第110回 午後 問209 (訂正依頼・報告はこちら)

神経性無食欲症( anorexia nervosa )で正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 過食と嘔吐を繰り返す。
  • 腸管で吸収不全がある。
  • 男性では性欲が亢進する。
  • ボディイメージの歪みがある。
  • 第二次性徴の発現前に発症すると初経は遅れる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4と5です。

神経性無食欲症は一般に拒食症と言われます。

摂食障害のひとつであり、太ることへの強い恐怖、自分の体重、体型に対するゆがんだ認知が見られることが特徴です。

男性は性欲が減退し、女性は初経が遅れたり無月経になることがあります。

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02

「4」と「5」が正解です。
神経性無食欲症は、摂食障害の1つで、拒食症とも呼ばれます。90%が女性で、特に10~19才に多く見られます。ダイエットや胃腸症状・食欲不振をきっかけに発症し、食事の量や回数を制限したり、太りやすい食物を避けたりします。極端なやせ願望と同時に肥満に対する恐怖心があり、実際はやせているのに太っていると感じ、少しでも体重が増えると際限なく増えると考えてしまうのが特徴です。(選択肢「4 」」
また、第二次性性徴発現前に発症することで十分な体重増加や脂肪の蓄積ができず、初経が遅れることがあるといわれています。(選択肢「5」)
「1」の過食と嘔吐は、もう1つの摂食障害である神経性過食症でみられます。精神疾患ですので「2」のように腸管の機能に異常はみられません。

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03

正解: 4. ボディイメージの歪みがある。

5. 第二次性徴の発現前に発症すると初経は遅れる。

神経性無食欲症は、客観的には痩せているのに痩せていないと思う等の体型について歪んだ認知により、極端な食事制限などを行ってしまう状態です。

第二次性徴の発現前に発症すると、エストロゲン分泌が遅延し、初経は遅れます。

1. →過食と嘔吐を繰り返すのは、神経性過食症です。

2. →腸管の吸収不全は生じません。神経性無食欲症は、食事摂取量が極端に少ないため、体重が減少します。

3. →男女ともに性欲は低下します。

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