看護師の過去問
第111回
午前 問36

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問題

看護師国家試験 第111回 午前 問36 (訂正依頼・報告はこちら)

集団指導が望ましいのはどれか。
  • 胃全摘出術後の患者への退院指導
  • 1型糖尿病(type 1 diabetes mellitus)の学童を対象とした療養指導
  • 子宮頸癌(cancer of the uterine cervix)の術後の神経因性膀胱の患者への間欠的自己導尿の指導
  • ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉(human immunodeficiency virus infection)感染者への生活指導

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この過去問の解説 (3件)

01

集団指導の利点は、同じ疾患をもつ患者が集まり、体験を共有すること

にあります。個人に合わせた内容が必要な場合や、プライバシーへの配慮が

必要な場合は、個別指導が適しています。

選択肢1. 胃全摘出術後の患者への退院指導

胃全摘出術後の患者への退院指導は、疾患や手術の術式、

退院の日時や退院後の生活状況がそれぞれで違うため、

個別指導が適しています。

選択肢2. 1型糖尿病(type 1 diabetes mellitus)の学童を対象とした療養指導

1型糖尿病の学童を対象とした療養指導は、体験の共有と周囲への理解が

必要なため、集団指導が望ましいと思われます。

選択肢3. 子宮頸癌(cancer of the uterine cervix)の術後の神経因性膀胱の患者への間欠的自己導尿の指導

プライバシーへの配慮が必要な内容なため、

自己導尿の指導は個別指導が望ましいです。

選択肢4. ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉(human immunodeficiency virus infection)感染者への生活指導

HIV感染者への生活指導も、プライバシーへの配慮が必要な内容です。

個別指導が望ましいです。

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02

正解2

解説

集団指導とは複数人の同じ疾患を持つ人に行うアプローチのことで、個人で学習するより効果が得られることが期待されます。プライバシーの配慮が求められる場合は適しません。

1、3、4は個別に合わせた指導内容が必要で、特に3、4はプライバシーの配慮が重要なので集団指導の適応ではありません。

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03

正解は2です。

1:胃全摘出術後の患者は、疾患や患者の年齢などから個別性が出てくるため、個別的な指導が必要です。

2:1型糖尿病について、周囲へも理解をしてもらうために、集団指導が必要と考えられます。ですが、プライバシーへの配慮も必要ではあります。

3:子宮頸癌の術後の神経因性膀胱の患者へ間欠自己導尿は、羞恥心も伴うことでもあり、プライバシーへの配慮が必要であるため個人的な指導が必要です。

4:HIV感染者とあります。プライバシーの侵害になる可能性があるので個別の指導が望ましいです。

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