看護師の過去問 第111回 午前 問117

この問題では、

①介護者である夫も、自分の時間が必要で、気分転換が必要。友人に会いに外出がしたいと言っている。

②患者本人は、体を動かしたり、レクレーションができるところに行ってみたい。

と、いう内容が読み取れます。

つまり、日帰りでレクレーションを受けられるところを提案すると良いことが、

考えられます。

最も適したサービスは、

通所介護（デイサービス）に通い、レクレーションなどをしながら、体を動かす。

が最適です。

以下、それぞれのサービスの内容を説明します。

正解は１です。

各サービスがどのようなものか理解し、Aさんの状態を鑑みて提案します。

夫は友人と外出したいとのことから、日帰りと推測されます。そのため、デイサービス等の通所介護が適していると考えます。

各選択肢については以下の通りです。

1 .通所介護：要介護状態にある高齢者がデイサービスセンター等へ通い、入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練を日帰りで行います。

2 .訪問介護：要介護者に対して、介護福祉士やホームヘルパーが自宅に赴き、入浴、排泄、食事等の介護、掃除、洗濯、調理等の援助、通院時の外出移動サポート等の日常生活上のお世話を行うサービスです。

3 .訪問入浴介護：自宅の浴槽では入浴するのが困難な在宅の要介護者に対して、浴槽を自宅に持ち込み入浴の介護を行うサービスです。

4 .短期入所生活介護：短期入所生活介護（ショートステイ）とは、利用者に短期間入所してもらい、入浴、排泄、食事などの介護や日常生活上の世話及び機能訓練を行うサービスです。

1　正解

”通所介護”とは、利用者が日中介護施設に通い、日帰りで介護サービスを受けることができるサービスです。

今のAさんの状況に一番合うサービスなので、適切です。

２　不正解

”訪問介護”とは、訪問介護員が利用者宅を訪問し自宅での生活援助を行うサービスです。

Aさんは外出したいという希望があるため、当てはまりません。

3　不正解

”訪問入浴介護”とは、訪問介護員が利用者宅を訪問し自宅での入浴介助を行うサービスです。

Aさんの状況には、当てはまりません。

4　不正解

”短期入所生活介護”とは、在宅で日常生活を送ることができるように、利用者が短期間施設に入所し、日常生活の世話や機能訓練を受けるサービスです。

Aさんの状況には、当てはまりません。