看護師 過去問
第111回
問238 (午後 問118)

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問題

看護師国家試験 第111回 問238(午後 問118) (訂正依頼・報告はこちら)

次の文を読み以下の問いに答えよ。

A君(男児)は3歳の誕生日を迎えた。生後8か月のときに鶏卵の摂取でアナフィラキシーを起こしたため、かかりつけ医を受診した。それ以降、現在までA君は鶏卵の摂取を禁止するよう説明されている。鶏卵以外の食物は摂取して問題がない。今回、A君は保育所の入所にあたり、かかりつけ医からアレルギー外来のあるB病院を紹介され受診した。3歳児健康診査が今後予定されている。A君は身長95cm(50パーセンタイル)、体重15kg(75パーセンタイル)、自分の名前と年齢を答えることができる。階段を1人で昇ることができるが、スキップはできない。排泄はオムツにしている。

A君の発育と発達のアセスメントで正しいのはどれか。
  • 肥満である。
  • 言語発達に遅れがある。
  • 排泄の自立に遅れがある。
  • 運動発達は年齢相応である。

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この過去問の解説 (3件)

01

A君は3歳児健康診査が予定されています。
3歳児の発育発達の目安を理解しておくことが求められます。

選択肢1. 肥満である。

不正解です。

A君の体重のパーセンタイル値は75パーセンタイルです。
75パーセンタイルだけでは肥満の判断にはなりません。
6歳未満の幼児期にはカウプ指数(発育指数)の計算式を用い、身長と体重の両方を使って成長を評価します。

カウプ指数=体重(g)÷身長(㎝)÷身長(㎝)×10

カウプ指数を計算し、値が22以上の場合は肥満と判断されます。
A君の場合はカウプ指数は16であり正常範囲内です。
 

選択肢2. 言語発達に遅れがある。

不正解です。

A君は自分の名前と年齢を答えることができるとあり、3歳の言語発達として標準内です。
問題文の中には言語発達に関する情報が他になく、言語発達に遅れがあると判断できないため不適切です。

選択肢3. 排泄の自立に遅れがある。

不正解です。

3歳の時点でオムツに排泄していても、その情報のみで自立が遅れているとは判断できません。
排泄の自立には個人差があり、A君のアセスメントとして不適切です。

選択肢4. 運動発達は年齢相応である。

正解です。

階段を1人で昇ることができるとあり、3歳の年齢相応の発達です。
スキップができるのは5歳くらいが目安であり、3歳の時点でできなくても運動発達上の問題とは考えられません。
 

まとめ

3歳頃は言葉、運動能力、主体性の発達など2歳の頃よりもさらに成長が加速する時期です。

言葉の数は急激に増え「三語文」を話し始める時期とも言われます。
体の運動機能も発達し、ジャンプ、片足立ち、ぶら下がる、全身のバランスを取るという動きもできるようになります。
手先も器用に使えるようになり、食事の時のスプーンやフォークの使用や衣類の着脱時にも自分でできることが増えていきます。
また自分がやりたいことの主張もさらに強くなる時期です。

乳幼児期の成長発達には個人差はありますが各月齢や年齢ごとに発育発達の目安があります。
身長体重と合わせてどのようなことができるようになっていくのか成長段階ごとにおさえておきましょう。

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02

小児の発達は何歳でどの程度のことができるかを覚えておきましょう。

選択肢1. 肥満である。

小児の肥満度はカウプ指数から算出します。

体重(g)÷身長(cm)÷身長(cm)×10

A君は普通範囲のため肥満ではありません。

選択肢2. 言語発達に遅れがある。

2歳から3歳頃は、語彙が増える時期と言われています。名前を尋ねると答えることができているので発達の遅れはありません。

選択肢3. 排泄の自立に遅れがある。
  • 3歳代にはおしっこをしたいと感じるようになり、トイレに行くまで我慢することもできるようになりますがまだ自立とは言えない段階です。
  • A君は年齢相応と考えられます。

選択肢4. 運動発達は年齢相応である。

階段を上るのは1歳半ごろから、スキップは4~5歳頃からできるようになります。

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03

1 不正解

A君のカウプ指数【体重(kg)÷身長(m)2】は16.6であり、肥満状態まではいっていないため、不適切です。

2.3 不正解

年相応の発達状態であるため、不適切です。

4 正解

3歳頃は、走る・跳ぶ・またぐ・ぶら下がる・投げる・階段を登るなどの、基本的な動作が一通りできるようになります。

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