妊娠期の母体の変化を問う問題です。どのような変化が母体に起こるのか、そのメカニズムも頭に入れておきましょう。
体温の低下は妊娠15週ごろにみられます。
妊娠6週頃に乳房が緊満することがあります。
つわりは一般的に妊娠初期（5～6週ごろ）に始まり、12～16週頃に落ち着くと言われています。
妊娠32週ごろに循環血液量は最大になります。心臓にかかる負担も増えるため、注意が必要です。
妊娠期の母体の変化は、週数を重ねるごとに変わります。確認しておきましょう。
妊娠期の生理的機能の特徴に関する設問です。生理的変化はホルモンの作用や妊娠に伴う身体の特徴と結び付けて理解するようにしましょう。
誤りです。妊娠５週頃にはプロゲステロンの分泌が増加する事により、基礎体温が上昇します。
誤りです。エストロゲンの分泌が増加し、母乳の生成に向けて準備をするため妊娠５週頃から乳房が緊満します。
誤りです。妊娠8～9週頃につわりがピークとなり、12～16週頃になると軽減していきます。
正解です。循環血液量が最大になるのは妊娠30週を越えた頃になります。
女性の体は、妊娠によって大きな変化を生じます。それぞれの生理的変化が起こる時期やメカニズムを理解しておきましょう。
体温の低下がみられるのは、妊娠15週ころです。
乳房の緊満が始まるのは、妊娠6週ころです。
つわりは、一般的には妊娠5～6週ころに開始し、妊娠12～16週までには自然に軽減することが多いです。
母体の循環血液量は、妊娠32週ころに最大になります。また、心拍出量の増加に伴って左心は肥大傾向になります。
