看護師の過去問
第113回
午前 問77

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問題

看護師国家試験 第113回 午前 問77 (訂正依頼・報告はこちら)

小脳の機能はどれか。
  • 睡眠と覚醒
  • 姿勢反射の中枢
  • 振動感覚の中継
  • 随意運動の制御
  • 下行性の疼痛抑制

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この過去問の解説 (1件)

01

正解は「随意運動の制御」です。
小脳は、随意運動の制御を担当し、運動のタイミングや精度を調整します。

小脳はまた、筋肉の協調、姿勢の維持、バランスの調整にも重要な役割を持っています。

これにより、日常の動作がスムーズかつ調和を保って行われるようサポートします。

 

選択肢1. 睡眠と覚醒

睡眠と覚醒は、主に脳幹にある視床下部上行性網様体賦活系が関与しており、小脳の機能ではありません。

 

選択肢2. 姿勢反射の中枢

姿勢反射は、小脳も姿勢の維持に関与していますが、姿勢反射の中枢自体は主に脊髄脳幹の一部によって制御されています。

 

選択肢3. 振動感覚の中継

振動感覚の中継は主に脊髄視床によって行われ、小脳がその役割を担っているわけではありません。

 

選択肢4. 随意運動の制御

小脳は、運動の滑らかさと精度を保つために随意運動を制御しています。

これにより、手や足の運動を円滑に行うことが可能になります。

 

選択肢5. 下行性の疼痛抑制

下行性の疼痛抑制は、主に脳幹脊髄の特定の神経回路により行われるもので、小脳の機能ではありません。

 

まとめ

小脳は、随意運動の制御を担当し、運動の調整やタイミングを管理します。

他の選択肢にある睡眠と覚醒、姿勢反射の中枢、振動感覚の中継、疼痛抑制などの機能は、小脳ではなく他の脳の部分や脊髄が担当しています。

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