看護師の過去問
第113回
午前 問89
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問題
看護師国家試験 第113回 午前 問89 (訂正依頼・報告はこちら)
高齢者の健康障害の特徴はどれか。2つ選べ。
- 原因を特定しやすい。
- 症候が定型的である。
- 若年者と比較して個人差は少ない。
- 薬物による有害事象が出現しやすい。
- 原疾患とは関連のない老年症候群が発生しやすい。
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この過去問の解説 (1件)
01
正解は「薬物による有害事象が出現しやすい」
「原疾患とは関連のない老年症候群が発生しやすい」です。
高齢者の健康障害には、加齢に伴う身体機能の低下や複数の疾患の併存が影響し、特有の問題が生じやすくなります。
特に、薬物の有害事象が若年者よりも出現しやすいことや、老年症候群と呼ばれる、転倒やフレイルなどの症状が現れやすいことが特徴です。これにより、適切なケアや管理がより複雑になります。
高齢者の健康障害は複数の要因が絡み合うことが多く、原因を特定するのは難しい場合が多いです。
加齢に伴う身体機能の低下や複数の慢性疾患が同時に進行することが、診断を複雑にします。
高齢者の病態はしばしば非定型的です。
例えば、感染症では若年者に見られるような発熱や明確な炎症反応が見られないことが多く、診断が遅れることがあります。
高齢者では、個人ごとの体力や健康状態に大きな違いがあります。
これは若年者と比べて顕著であり、健康障害の重篤度や回復能力にも個人差が大きく影響します。
高齢者は加齢により薬物の代謝能力が低下しているため、薬剤が体内に蓄積されやすく、若年者よりも副作用や有害事象が発生しやすいです。
また、複数の薬剤を使用することが多く、ポリファーマシーのリスクが高まります。
転倒やフレイル、サルコペニア、尿失禁など、老年症候群は、原疾患とは直接関係がなく、加齢による体の機能低下に伴って生じることが多いです。
これらは、高齢者特有の健康問題として発生しやすく、日常生活に大きな影響を与えます。
高齢者の健康障害は、薬物有害事象のリスクの高さや老年症候群の発生が特徴です。
加齢に伴う体の変化や複数の慢性疾患の併存が、若年者とは異なる対応を必要とする点です。
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