看護師の過去問
第113回
午前 問103

不正解です。

腹部エックス線写真の鏡面像は、腸閉塞などで見られる所見で、液体とガスが水平に分かれて見える状態を指します。

先天性食道閉鎖症では、食道が閉鎖しているため、胃や腸にガスが溜まることは少なく、鏡面像は通常見られません。

正解です。

この症状は、先天性食道閉鎖症の典型的な症状です。

食道が胃に通じていないため、唾液が胃に流れず、口腔内に溜まります。

これにより、泡沫状の唾液が口から流れ出ることが特徴的です。

この症状は、出生直後に観察されることが多く、診断の手がかりとなります

不正解です。

胆汁性の嘔吐は、腸閉鎖や腸回転異常症など、腸の通過障害がある場合に見られる症状です。

胆汁が胃を通過して嘔吐物に混ざるため、緑色を呈します。

先天性食道閉鎖症では、食道が閉鎖しているため、胃に食物や胆汁が到達しないため、このような嘔吐は見られません。。

不正解です。

噴水状の嘔吐は、肥厚性幽門狭窄症に関連する症状で、胃の出口が狭くなることで、胃の内容物が勢いよく吐き出される状態を指します。

先天性食道閉鎖症では、食道が閉鎖しているため、胃に内容物が到達しないため、このような嘔吐は発生しません。

鏡面像は腸閉塞などの状態で見られるものですが、食道閉鎖症では直接的に見られる徴候ではありません。

食道閉鎖症では、腹部のレントゲンで、胃や腸に空気が溜まっていないことが多いです。

正解。食道閉鎖症の新生児では、食道が閉鎖しているため、唾液が口の中にたまり、泡沫状に流出することが多いです。

これは食道閉鎖症の典型的な初期症状の一つです。

胆汁性嘔吐は、腸閉塞や消化管の閉鎖が原因で見られる症状です。

食道閉鎖症では、胆汁性嘔吐は見られません。

噴水状の嘔吐は、幽門狭窄などに関連する症状です。

食道閉鎖症では、食道が閉じているため、胃内容物が逆流することはありません。