看護師の過去問
第113回
午後 問20

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問題

看護師国家試験 第113回 午後 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

床上で排便しやすい体位はどれか。
  • 仰臥位
  • 側臥位
  • Sims<シムス>位
  • Fowler<ファウラー>位

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この過去問の解説 (2件)

01

この問題では、それぞれの体位がどのような姿勢なのかを正しくイメージし、最も排便に適した姿勢を判断する必要があります。

選択肢1. 仰臥位

仰臥位では、腹部や骨盤底筋の働きが制限され、腹圧をかけるのが困難です。

よって、この選択肢は適切ではありません。

選択肢2. 側臥位

側臥位は、リラックスはできるものの腹圧がかかりにくい姿勢であるため、排便は困難です。

よって、この選択肢は適切ではありません。

選択肢3. Sims<シムス>位

Sims<シムス>位とは、半分横向きで片脚を曲げた状態(側臥位と仰臥位の中間の姿勢)を指します。

これは、浣腸などの処置には適していますが、排便には不向きです。

よって、この選択肢は適切ではありません。

選択肢4. Fowler<ファウラー>位

Fowler<ファウラー>位とは、上半身を30〜90度起こした状態のことを指します。

これは、腹筋や骨盤底筋を活用して腹圧をかけやすいため、排便に適した体位といえます。

 

まとめ

床上排泄では、臥床した状態での排泄になるため、最も腹圧をかけやすい体位が何かを考えましょう。

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02

正解は「Fowler(ファウラー)位」です。

Fowler位は、上半身を30〜90度起こす体位で、排便しやすい姿勢をとることができます。

この体位は、腹部への圧力を減少させ、骨盤底筋や腹筋を使用しやすいため、床上での排便に適しています。

 

選択肢1. 仰臥位

仰臥位(あおむけ)は、背中を下にして寝る姿勢です。

この体位では、腹部や骨盤底筋の働きが制限されるため、排便には不向きです。

 

選択肢2. 側臥位

側臥位(横向きに寝る姿勢)は、リラックスした姿勢ではありますが、排便の際に必要な腹圧がかかりにくいため、排便には不適切です。

 

選択肢3. Sims<シムス>位

Sims位は、側臥位と仰臥位の中間の姿勢で、半分横向きで片脚を曲げた状態です。

Sims位は、浣腸などの処置に適していますが、排便に適した姿勢とは言えません。

 

選択肢4. Fowler<ファウラー>位

Fowler位は、上半身を30〜90度起こした体位で、腹筋や骨盤底筋を活用しやすく、排便しやすい体位です。

腹圧がかけやすく、床上排便には最も適した体位です。

 

まとめ

床上での排便を助ける体位としては、Fowler位が最も適しています。

上半身を起こすことで、腹圧をかけやすくし、排便をスムーズに行うことができます。

他の体位では腹圧をかけるのが難しく、排便には適しません。

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