看護師の過去問
第113回
午後 問22

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問題

看護師国家試験 第113回 午後 問22 (訂正依頼・報告はこちら)

成人の静脈血採血の穿刺部位で適切なのはどれか。
  • 腋窩静脈
  • 上腕静脈
  • 腕頭静脈
  • 肘正中皮静脈

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この過去問の解説 (2件)

01

静脈血採血には、主に肘窩の橈側皮静脈、肘正中皮静脈、尺側皮静脈が用いられます。
 

選択肢1. 腋窩静脈

静脈血採血に腋窩静脈が使用されることはないため、この選択肢は適切ではありません。
 

選択肢2. 上腕静脈

静脈血採血に上腕静脈が使用されることはないため、この選択肢は適切ではありません。
 

選択肢3. 腕頭静脈

静脈血採血に腕頭静脈が使用されることはないため、この選択肢は適切ではありません。
 

選択肢4. 肘正中皮静脈

肘正中皮静脈は、採血や点滴の際に最もよく使用される血管です。

よって、この選択肢は適切です。
 

まとめ

選択肢の血管の位置や安全性などを整理し、正しく判断できるようにしておきましょう。

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02

正解は「肘正中皮静脈」です。

成人の静脈血採血の際、最もよく使用される穿刺部位は肘正中皮静脈です。

この部位は、表在静脈がはっきりと見えることが多く、採血しやすい上、周囲に大きな神経や動脈が少ないため、安全に行える場所です。

 

選択肢1. 腋窩静脈

腋窩静脈は腕の深部に位置する静脈であり、通常、採血や静脈確保には使用されません。

採血が困難な場合や特別な場合に限って使われることがあるものの、日常的な静脈血採血には適しません。

 

選択肢2. 上腕静脈

上腕静脈は、肘上部にある深部静脈です。

表在静脈ではないため、穿刺が難しく、神経や動脈に近いため、リスクが高く、通常は採血には用いません。

 

選択肢3. 腕頭静脈

腕頭静脈(腕と頭部からの血液を集める深部静脈)は、採血や静脈確保の際に用いられる部位ではありません。

深部にあり、穿刺が難しいため、通常使用されません。

 

選択肢4. 肘正中皮静脈

肘正中皮静脈は、肘の内側にあり、採血や点滴の際に最もよく使用される部位です。

表面に近く、静脈が確認しやすいため、成人における静脈血採血の標準的な穿刺部位です。

また、神経や動脈からの距離が比較的あるため、安全です。

 

まとめ

成人の静脈血採血においては、肘正中皮静脈が最も適した穿刺部位です。

安全性や静脈の視認性、アクセスのしやすさから、通常この部位が最優先で使用されます。

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