看護師 過去問
第113回
問181 (午後 問61)

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問題

看護師試験 第113回 問181(午後 問61) (訂正依頼・報告はこちら)

看護師のメンタルヘルスに関する対応で一次予防はどれか。
  • 入職時のストレスマネジメントに関する研修
  • 精神的不調が生じた看護師への公認心理師による相談
  • 精神的不調で休職している看護師への復職支援プランの作成
  • 精神的負荷がかかっている可能性のある看護師への産業保健師による面談

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は、「入職時のストレスマネジメントに関する研修」です。
メンタルヘルス対策における一次予防にあたるものはどれかを答える問題です。

職場におけるメンタルヘルス対策として、以下の取り組みが推進されています。
・一次予防→メンタルヘルスの不調を未然に防ぐ。
       取り組み)ストレスチェック制度の導入などによる労働環境の改善、
          労働者への知識啓発や教育など。

・二次予防→メンタルヘルス不調の早期発見と早期治療。
       取り組み)定期健診、産業医・産業保健師・心理士などへの相談、
          医療機関受診の推奨など。

・三次予防→メンタルヘルス不調となった労働者の職場復帰支援、再発防止支援。
       取り組み)主治医や産業保健師との連携、休職中のフォロー、
          職場環境の整備など。

選択肢1. 入職時のストレスマネジメントに関する研修

正しい解答です。
この選択肢は一次予防に該当します。
 

選択肢2. 精神的不調が生じた看護師への公認心理師による相談

誤った解答です。
この選択肢は、二次予防に該当します。
 

選択肢3. 精神的不調で休職している看護師への復職支援プランの作成

誤った解答です。

この選択肢は、三次予防に該当します。

選択肢4. 精神的負荷がかかっている可能性のある看護師への産業保健師による面談

誤った解答です。
この選択肢は、二次予防に該当します。

まとめ

看護師は不規則な労働時間や、命を守るための心理的重圧などでメンタルヘルス不調に陥るリスクが高い職業です。
心身ともに健やかに就業を続けるためには、一次予防が重要な位置づけとなります。

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02

正解は「入職時のストレスマネジメントに関する研修」です。

一次予防とは、健康問題が発生する前にリスクを軽減することを目的とした予防活動です。

看護師のメンタルヘルスにおける一次予防としては、入職時のストレスマネジメントに関する研修などが該当します。

この研修により、看護師は職務に伴うストレスの対処法を学び、精神的な負担を軽減する方法を身につけられるため、メンタルヘルス不調を未然に防ぐ効果が期待されます。

 

選択肢1. 入職時のストレスマネジメントに関する研修

正解

一次予防は、メンタルヘルス不調を未然に防ぐための取り組みで、入職時にストレスマネジメント研修を実施することで、看護師が自らストレスに対処できるようになることが目的です。

 

選択肢2. 精神的不調が生じた看護師への公認心理師による相談

これは二次予防に該当し、メンタルヘルス不調が生じた看護師に対して早期発見と早期対応を行う段階の対応です。

 

選択肢3. 精神的不調で休職している看護師への復職支援プランの作成

休職後の支援プランの作成は、三次予防に分類され、既に発症した不調からの回復を支援し、再発を防ぐことを目的とします。

 

選択肢4. 精神的負荷がかかっている可能性のある看護師への産業保健師による面談

精神的負荷がかかっている可能性がある看護師への対応は、二次予防に該当します。

早期発見と対処を行い、深刻なメンタルヘルス不調への進行を防ぎます。

 

まとめ

一次予防はメンタルヘルス不調を未然に防ぐための対策であり、看護師への入職時のストレスマネジメント研修が最も適しています。

他の選択肢は二次予防または三次予防の内容に該当します。

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