看護師の過去問
第113回
午後 問62
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問題
看護師国家試験 第113回 午後 問62 (訂正依頼・報告はこちら)
人を援助する過程で自分の職務に対して継続して努力したが、満足感や達成感が得られず、うつ症状や社会機能の低下を生じるのはどれか。
- 悪性症候群(malignant syndrome)
- 空の巣症候群
- 緊張病症候群(catatonia syndrome)
- 燃え尽き症候群
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この過去問の解説 (1件)
01
正解は「燃え尽き症候群」です。
燃え尽き症候群(バーンアウト症候群)は、特に人を援助する職業で多く見られる精神的な疲労状態です。
長期間にわたり努力を続けたにもかかわらず、満足感や達成感が得られないことから、強いストレスが蓄積され、次第にうつ症状や社会機能の低下が生じます。
この状態は、精神的および身体的に消耗しきってしまったような感覚で特徴づけられます。
抗精神病薬の副作用で発生することが多く、高熱や筋肉の硬直などが主な症状です。
援助職務におけるストレスとは直接関連しません。
子どもが独立し家を離れた親が感じる喪失感や寂しさのことを指し、主に家族関係に関連します。
精神疾患に関連する異常な運動や姿勢が特徴で、援助職務による疲労や達成感の欠如が原因ではありません。
正解。
援助者としての努力に対する満足感や達成感の欠如から生じるうつ症状や社会機能の低下が特徴です。
燃え尽き症候群は、努力を重ねても報われない感覚から生じる心理的消耗と無力感であり、援助職務などで特に発生しやすい状態です。
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