理容師 過去問
第49回
問25 (衛生管理技術 問5)
問題文
消毒薬水溶液の調製に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
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問題
理容師 国家試験 第49回 問25(衛生管理技術 問5) (訂正依頼・報告はこちら)
消毒薬水溶液の調製に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 0.2%逆性石けん水溶液1,000mLを調製するためには、 水990mLに10%逆性石けん10mLを加える。
- 0.1%両性界面活性剤水溶液 1,000mLを調製するためには、 水 980mLに10%両性界面活性剤20mLを加える。
- 0.05%グルコン酸クロルヘキシジン水溶液1,000mLを調製するためには、 水995mLに20%グルコン酸クロルヘキシジン5mLを加える。
- 0.05%次亜塩素酸ナトリウム水溶液1,000mLを調製するためには、水990mLに5%次亜塩素酸ナトリウム10mLを加える。
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この過去問の解説 (3件)
01
消毒薬水溶液の調整に関する計算問題では
「希釈後の消毒液の量(ml)×希釈液の濃度(%)=調整前の原液の量(ml)×原液の濃度(%)」の公式を利用します。
1000ml×0.2%=10ml×10%
200≠100なので、不正解です。
1000ml×0.1%=20ml×10%
100≠200なので、不正解です。
1000ml×0.05%=5ml×20%
50≠100なので、不正解です。
1000ml×0.05%=10ml×5%
50=50となるので、正解です。
消毒薬水溶液の調整に関する問題は、毎年必ず出題されます。
苦手に感じる人も多いですが、問題の傾向をつかめば、それほど難しくはありません。過去の問題を繰り返し解き、苦手意識を無くしましょう。
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02
水溶液中の原液の量に注目して、問題をみていきます。
0.2%逆性石けん水溶液1,000mLの中の、逆性石けんの量は
→1,000mL×0.2%=1000×0.002=2mL
水990mLと10%逆性石けん10mLの中の、逆性石けんの量は
→10mL×10%=10×0.1=1mL
よって誤りです。
0.1%両性界面活性剤水溶液1,000mLの中の、両性界面活性剤の量は
→1,000mL×0.1%=1000×0.001=1mL
水980mLと10%両性界面活性剤20mLの中の、両性界面活性剤の量は
→20mL×10%=20×0.1=2mL
よって誤りです。
0.05%グルコン酸クロルヘキシジン水溶液1,000mLの中の、グルコン酸クロルヘキシジンの量は
→1,000mL×0.05%=1000×0.0005=0.5mL
水995mLに20%グルコン酸クロルヘキシジン5mLの中の、グルコン酸クロルヘキシジンの量は
→5mL×20%=5×0.2=1mL
よって誤りです。
0.05%次亜塩素酸ナトリウム水溶液1,000mLの中の、次亜塩素酸ナトリウムの量は
→1,000mL×0.05%=1000×0.0005=0.5mL
990mL に5%次亜塩素酸ナトリウム10mLの中の、次亜塩素酸ナトリウムの量は
→10mL×5%=10×0.05=0.5mL
よって正しいです。
数字ばかりでややこしく感じるかもしれませんが、パターンに慣れたら問題が解きやすくなると思います。
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03
消毒薬水溶液の調製においては、正確な濃度を得るために適切な希釈比率が必要です。各選択肢について検討し、正しい記述を見つけましょう。
この記述は誤りです。10%の逆性石けん溶液10mLを使用すると、1,000mL中で0.2%の濃度になりますが、990mLの水に10mLの10%逆性石けんを加えると、実際には0.1%の濃度になります。
この記述は誤りです。10%の両性界面活性剤を20mL使用すると、1,000mL中で0.2%の濃度になります。0.1%の濃度にするためには、10%両性界面活性剤10mLを加える必要があります。
この記述は誤りです。20%のグルコン酸クロルヘキシジンを5mL使用すると、1,000mL中で0.1%の濃度になります。0.05%の濃度にするためには、20%のグルコン酸クロルヘキシジン2.5mLを加える必要があります。
この記述は正しいです。5%の次亜塩素酸ナトリウム溶液10mLを使用して1,000mLの0.05%次亜塩素酸ナトリウム水溶液を調製することができます。水990mLに5%次亜塩素酸ナトリウム10mLを加えることで、正確な濃度に達します。
消毒薬水溶液の調製においては、適切な希釈比率を用いることで目的の濃度に達することが重要です。今回の問題では、0.05%次亜塩素酸ナトリウム水溶液を調製するために必要な比率が正しく示されている選択肢4が正解です。他の選択肢は濃度設定に誤りがあります。
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