理容師の過去問
第49回
衛生管理技術 問5

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この過去問の解説 (2件)

01

消毒薬水溶液の調整に関する計算問題では

希釈後の消毒液の量(ml)×希釈液の濃度(%)=調整前の原液の量(ml)×原液の濃度(%)」の公式を利用します。

選択肢1. 0.2%逆性石けん水溶液1,000mLを調製するためには、 水990mLに10%逆性石けん10mLを加える。

1000ml×0.2%=10ml×10%

200≠100なので、不正解です。

選択肢2. 0.1%両性界面活性剤水溶液 1,000mLを調製するためには、 水 980mLに10%両性界面活性剤20mLを加える。

1000ml×0.1%=20ml×10%

100≠200なので、不正解です。

選択肢3. 0.05%グルコン酸クロルヘキシジン水溶液1,000mLを調製するためには、 水995mLに20%グルコン酸クロルヘキシジン5mLを加える。

1000ml×0.05%=5ml×20%

50≠100なので、不正解です。

選択肢4. 0.05%次亜塩素酸ナトリウム水溶液1,000mLを調製するためには、水990mLに5%次亜塩素酸ナトリウム10mLを加える。

1000ml×0.05%=10ml×5%

50=50となるので、正解です。

まとめ

消毒薬水溶液の調整に関する問題は、毎年必ず出題されます。

苦手に感じる人も多いですが、問題の傾向をつかめば、それほど難しくはありません。過去の問題を繰り返し解き、苦手意識を無くしましょう。

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02

消毒薬水溶液の調製においては、正確な濃度を得るために適切な希釈比率が必要です。各選択肢について検討し、正しい記述を見つけましょう。

選択肢1. 0.2%逆性石けん水溶液1,000mLを調製するためには、 水990mLに10%逆性石けん10mLを加える。

この記述は誤りです。10%の逆性石けん溶液10mLを使用すると、1,000mL中で0.2%の濃度になりますが、990mLの水に10mLの10%逆性石けんを加えると、実際には0.1%の濃度になります。

選択肢2. 0.1%両性界面活性剤水溶液 1,000mLを調製するためには、 水 980mLに10%両性界面活性剤20mLを加える。

この記述は誤りです。10%の両性界面活性剤を20mL使用すると、1,000mL中で0.2%の濃度になります。0.1%の濃度にするためには、10%両性界面活性剤10mLを加える必要があります。

選択肢3. 0.05%グルコン酸クロルヘキシジン水溶液1,000mLを調製するためには、 水995mLに20%グルコン酸クロルヘキシジン5mLを加える。

この記述は誤りです。20%のグルコン酸クロルヘキシジンを5mL使用すると、1,000mL中で0.1%の濃度になります。0.05%の濃度にするためには、20%のグルコン酸クロルヘキシジン2.5mLを加える必要があります。

選択肢4. 0.05%次亜塩素酸ナトリウム水溶液1,000mLを調製するためには、水990mLに5%次亜塩素酸ナトリウム10mLを加える。

この記述は正しいです。5%の次亜塩素酸ナトリウム溶液10mLを使用して1,000mLの0.05%次亜塩素酸ナトリウム水溶液を調製することができます。水990mLに5%次亜塩素酸ナトリウム10mLを加えることで、正確な濃度に達します。

まとめ

消毒薬水溶液の調製においては、適切な希釈比率を用いることで目的の濃度に達することが重要です。今回の問題では、0.05%次亜塩素酸ナトリウム水溶液を調製するために必要な比率が正しく示されている選択肢4が正解です。他の選択肢は濃度設定に誤りがあります。

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