問題
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刑法における故意に関する次のアからオまでの記述のうち、判例の趣旨に照らし正しいものの組合せは、後記1から5までのうち、どれか。
ア Aは、Bを脅迫しようと考え、パソコン上で「 お前を殺してやる 」との内容の電子メルを作成し、これを送信したが、その際、送信先を間違えてCに送信してしまい、Cがこれを読んで畏怖した。この場合、Aには、Cに対する脅迫罪が成立する。
イ Aは、鹿の狩猟のために山中に入ったところ、山菜採りのために山中に入っていたB( 人間 )を鹿であると誤信してライフル銃を発射しその弾がBの脚に当たって重傷を負わせた。この場合、Aには、傷害罪が成立する。
ウ Aは、勤務する会社で担当した会計処理の誤りを取り繕うため、取引先であるB名義の領収証を偽造したが、その際、領収証は私文書偽造罪における「 文書 」には当たらないと思っていた。この場合、Aには、私文書偽造罪は成立しない。
エ Aは、酒場で口論となったBの顔面を拳で殴り、その結果、Bが転倒して床で頭を強く打ち、脳挫傷により死亡したが、Aは、Bを殴った際、Bが死亡するとは認識も予見もしていなかった。この場合、Aには、傷害致死罪が成立する。
オ Aは、殺意をもって、Bの頭を鉄パイプで数回殴り、Bが気絶したのを見て、既に死亡したものと誤信し犯行を隠すためにBを橋の上から川に投げ入れたところ、Bは転落した際に頭を打って死亡した。この場合、Aには、殺人罪は成立しない。
ア Aは、Bを脅迫しようと考え、パソコン上で「 お前を殺してやる 」との内容の電子メルを作成し、これを送信したが、その際、送信先を間違えてCに送信してしまい、Cがこれを読んで畏怖した。この場合、Aには、Cに対する脅迫罪が成立する。
イ Aは、鹿の狩猟のために山中に入ったところ、山菜採りのために山中に入っていたB( 人間 )を鹿であると誤信してライフル銃を発射しその弾がBの脚に当たって重傷を負わせた。この場合、Aには、傷害罪が成立する。
ウ Aは、勤務する会社で担当した会計処理の誤りを取り繕うため、取引先であるB名義の領収証を偽造したが、その際、領収証は私文書偽造罪における「 文書 」には当たらないと思っていた。この場合、Aには、私文書偽造罪は成立しない。
エ Aは、酒場で口論となったBの顔面を拳で殴り、その結果、Bが転倒して床で頭を強く打ち、脳挫傷により死亡したが、Aは、Bを殴った際、Bが死亡するとは認識も予見もしていなかった。この場合、Aには、傷害致死罪が成立する。
オ Aは、殺意をもって、Bの頭を鉄パイプで数回殴り、Bが気絶したのを見て、既に死亡したものと誤信し犯行を隠すためにBを橋の上から川に投げ入れたところ、Bは転落した際に頭を打って死亡した。この場合、Aには、殺人罪は成立しない。
1 .
アウ
2 .
アエ
3 .
イウ
4 .
イオ
5 .
エオ
( 平成27年度 司法書士試験 問24 )