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公認心理師の過去問 第2回(2019年) 午後 問154

問題

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35歳の男性A、会社員。うつ病の診断で休職中である。抑うつ感は改善したが、まだ夜間よく眠れず、朝起きづらく、昼間に眠気がある。通院している病院に勤務する公認心理師がAと面接を行っていたところ、Aは「主治医には伝えていないが、同僚に取り残される不安があり、早々に復職をしたい。職場に行けば、昼間は起きていられると思う」と話した。
このときの公認心理師の対応として、適切なものを2つ選べ。
   1 .
試し出勤制度を利用するよう助言する。
   2 .
まだ復職ができるほど十分に回復していないことを説明する。
   3 .
Aに早々に復職したいという焦る気持ちがあることを受け止める。
   4 .
同僚に取り残される不安については、これを否定して安心させる。
   5 .
主治医に職場復帰可能とする診断書を作成してもらうよう助言する。
( 公認心理師試験 第2回(2019年) 午後 問154 )
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この過去問の解説 (2件)

42
正解は、2と3です。

各選択肢については、以下の通りです。

1→Aは「まだ夜間よく眠れず、朝起きづらく、昼間に眠気がある」とのことで、復帰に向けて十分に回復したとは言えない状況です。
よって選択肢は、誤りです。

2→Aは「抑うつ感は改善したが、まだ夜間よく眠れず、朝起きづらく、昼間に眠気がある」ため、現在も、十分な休息が必要な状態です。
よって、選択肢は、正しいです。

3→Aは「同僚に取り残される不安があり、早々に復職をしたい」と訴えていることからも、焦る気持ちがあることが分かります。
公認心理師として、Aの想いに寄り添うことは大切です。
よって選択肢は、正しいです。

4→Aの不安や想いを否定してはいけません。
むしろ、そのような不安や想いを持っていることに寄り添う必要があります。
よって選択肢は、誤りです。

5→Aは「まだ夜間よく眠れず、朝起きづらく、昼間に眠気がある」とのことで、復帰できるほど十分に回復しているとは言えません。
よって選択肢は、誤りです。

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22

正答は2と3です。

安定した生活リズムを維持できていることは、復職可否を判断する目安のひとつとして挙げられます。現時点のAは、「朝起きづらく、昼間に眠気がある」状態にあり、まだ働くことが出来る状態まで回復しているとは言えない段階であると考えます。

そのため、(1)・(5)の対応は時期尚早であり、対応としては(2)が望ましいと考えられます。

また、公認心理師の対応としては、Aの同僚に取り残される不安や復職への焦りの気持ちがあることを受け止め、寄り添うといった対応が必要とされます。こうした対応によってラポールが構築されることに加え、カウンセラーに受容されることで落ち着き、気持ちを収めることも期待されます。

したがって、(4)は誤りで、(3)が正しいです。

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