公認心理師 過去問
第8回(2025年)
問116 (午後 問39)

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問題

公認心理師試験 第8回(2025年) 問116(午後 問39) (訂正依頼・報告はこちら)

中枢神経刺激薬であるメチルフェニデートが治療に用いられる疾患を1つ選べ。
  • うつ病
  • 強迫性障害
  • 統合失調症
  • 注意欠如多動症
  • 自閉スペクトラム症

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題で覚えておくべきポイントは以下の通りです。

薬は疾患により内服可能なものが定められています。特に精神疾患の場合、薬の選択がある程度傾向として定まっているため、疾患と主な内服薬の関連性、薬の効果に関することが問われています。

では、問題を見てみましょう。

選択肢1. うつ病

補助的に内服することはありますが、第一選択の薬ではありませんので、間違いです。

選択肢2. 強迫性障害

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)が第一選択の薬ですので、間違いです。

選択肢3. 統合失調症

疾患の特性上、ドパミンを増やす働きがある、本薬を内服することは、症状悪化につながりますので、間違いです。

選択肢4. 注意欠如多動症

正解です。

集中力の改善を主目的に処方されます。

選択肢5. 自閉スペクトラム症

薬の作用機序から考えて、治療薬にはなりませんので、間違いです。

むしろ、行動療法など薬物治療以外の治療が選択されることも多い疾患です。

まとめ

中枢神経刺激薬であるメチルフェニデートが治療に用いられる疾患は、ADHDのほかに、ナルコレプシーが該当します。

合わせて覚えておきましょう。

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