第一種電気工事士の過去問
平成29年度(2017年)
一般問題 問33
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問題
第一種 電気工事士試験 平成29年度(2017年) 一般問題 問33 (訂正依頼・報告はこちら)
図は、自家用電気工作物( 500kW未満 )の引込柱から屋内キュービクル式高圧受電設備( JIS C4620適合品 )に至る施設の見取図である。この図に関する各問いに対して、答えを一つ選びなさい。
④に示す変圧器の防振又は、耐震対策等の施工に関する記述として、適切でないものは。
④に示す変圧器の防振又は、耐震対策等の施工に関する記述として、適切でないものは。
- 低圧母線に銅帯を使用したので、変圧器の振動等を考慮し、変圧器と低圧母線との接続には可とう導体を使用した。
- 可とう導体は、地震時の振動でブッシングや母線に異常な力が加わらないよう十分なたるみを持たせ、かつ、振動や負荷側短絡時の電磁力で母線が短絡しないように施設した。
- 変圧器を基礎に直接支持する場合のアンカーボルトは、移動、転倒を考慮して引き抜き力、せん断力の両方を検討して支持した。
- 変圧器に防振装置を使用する場合は、地震時の移動を防止する耐震ストッパが必要である。耐震ストッパのアンカーボルトには、せん断力が加わるため、せん断力のみを検討して支持した。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.変圧器と低圧母線との接続に可とう導体を使用することで、衝撃を吸収して母線が傷つかないようにしています。
2.可とう導体を施設する際は、十分なたるみを持たせ、振動などで母線が短絡しないように施設する必要があります。
3.変圧器を支持するアンカーボルトは、引き抜き力とせん断力の両方を考慮する必要があります。
4.変圧器に使用する耐震ストッパのアンカーボルトには、せん断力と引き抜き力が加わるため、両方を検討する必要があるため誤りです。
よって正解は、4番になります。
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02
低圧母線に銅帯を使用したので、変圧器の振動等を考慮し、変圧器と低圧母線との接続には可とう導体を使用します。
2.適切です。
記載の通りです。可とう導体は、地震時の振動でブッシングや母線に異常な力が加わらないよう十分なたるみを持たせ、かつ、振動や負荷側短絡時の電磁力で母線が短絡しないように施設します。
3.適切です。
変圧器を基礎に直接支持する場合のアンカーボルトは、移動、転倒を考慮して引き抜き力、せん断力の両方を検討して支持します。
4.適切ではありません。
変圧器に防振装置を使用する場合は、地震時の移動を防止する耐震ストッパが必要です。耐震ストッパのアンカーボルトには、せん断力及び引き抜き力の両方を検討して支持します。
アンカーボルトの場合は、2つを検討しましょう。
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03
1.正解です。可とう導体は振動を吸収できます。
2.正解です。1と同様です。
3.正解です。アンカーボルトは、引き抜き力、せん断力を検討する必要があります。
4.誤りです。アンカーボルトは引き抜き力も考慮する必要があります。
従って、答えは4番です。
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