第一種電気工事士の過去問
平成30年度(2018年)
一般問題 問17

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問題

第一種 電気工事士試験 平成30年度(2018年) 一般問題 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

図は汽力発電所の再熱サイクルを表したものである。図中のA、B、C、Dの組合せとして、正しいものは。
問題文の画像
  • A:再熱器  B:復水器  C:過熱器  D:ボイラ
  • A:過熱器  B:復水器  C:再熱器  D:ボイラ
  • A:ボイラ  B:過熱器  C:再熱器  D:復水器
  • A:復水器  B:ボイラ  C:過熱器  D:再熱器

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題では、汽力(火力や原子力)発電所で使用される再熱サイクルで使用される機器の組み合わせとして正しいのはどれか訊いています。

Aではどれも共通して加熱全般を行う部分になるため、ボイラが入ります。

Bは一度加熱した蒸気を再度加熱する部分になるため、過熱器が入ります。

Cは高圧タービンで使用した蒸気を再度加熱し利用するため、再熱器が入ります。

Dは使用済みの蒸気を冷やして水に戻す部分なので、復水器が入ります。

A、B、C、Dいずれも正しいのは3番になるので、答えは3番になります。

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02

[ 解答 3 ]
[ 解説 ]

A:ボイラー
B:過熱器
C:再熱器
D:復水器

よって、「3」が正解です。

■汽力発電所の再燃サイクル
①ボイラ内の過熱器で高温・高圧の蒸気が発生し高圧蒸気タービンに送ります。
②高圧蒸気タービンで仕事が行なわれると蒸気の圧力が下がり、湿り度が増すので、ボイラ内の再熱器で再度加熱し低圧蒸気タービンに送ります。
①②の熱サイクルを再燃サイクルといいます。

■再燃サイクルの利点
・熱効率が向上します。
・水滴によるタービンの破損を防ぐことができます。


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03

答えは(3)「A:ボイラ  B:過熱器  C:再熱器  D:復水器」です。

再熱サイクルはタービンの断熱膨張途中で蒸気を取り出し、ボイラで等圧再加熱し、熱効率を増した熱サイクルです。

タービン低圧段の蒸気湿り度の軽減を図ることが可能です。

一段再熱、二段再熱などもあります。

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