第一種電気工事士の過去問
令和3年度（2021年） 午前
一般問題 問24

正解は4となります。

1・遅延スイッチ　

用途・・・オフ操作を行って少し遅れて停止します。スイッチをオフにしても

　一定時間（数十秒～数分など）オンの状態を継続する事が可能です。トイレの換気扇などによく使用されます。

　図記号だと●Ｄ（黒丸にＤとあります）

2・熱線式自動スイッチ

用途・・・温度差などによって感知してスイッチのオンオフをします。図記号では●ＲＡＳ（黒丸にＲＡＳとあります。）

Rays(熱線）　Ａutomatic(自動）　Ｓensor(センサ）

3・引掛形コンセント

用途・・・引掛型専用プラグを挿して回転させて固定します。一般の家庭ではほとんど使用されることがなく産業用の機械などによく使用されます。図記号は　Ｔ（Twist=ツイスト）となります。

4・抜止形コンセント

問題文より専用のプラグを使用するとありますが、専用のプラグを必要とするのは引掛型コンセントとなるので間違いです。

用途・・・プラグを挿して回転させ固定します。一般家庭でも使用されます。（専用のプラグは必要ありません）図記号は LK(Lock=ロック）

正解は　４　となります。

抜止形コンセントは専用プラグは必要ありません。

通常のプラグを回転させて抜けないようにします。

1 .遅延スイッチ

　トイレ遅れスイッチ（換気扇遅れスイッチ）として良く使用されます。

2 .熱線式自動スイッチ

　人感センサースイッチとしてトイレ、玄関等に良く使用されます。

3 .引掛形コンセント

　動力設備等の機器用に良く使用され、専用のプラグが必要です。

配線器具に関する問いで、選択肢4が答えとなります。

問題文：抜止形コンセントは、プラグを回転させることによって容易に抜けない構造としたもので、専用のプラグを使用する。

⇨前半部分の説明は正しいですが、専用のプラグはなく一般的なプラグで使用できるコンセントのため誤りです。

答えは（4）「抜止形コンセントは、プラグを回転させることによって容易に抜けない構造としたもので、専用のプラグを使用する。」です。

（4）で説明されているコンセントは、引っ掛け型コンセントについての説明です。

以下の説明は正しいです。

1）遅延スイッチは、操作部を「切り操作」した後、遅れて動作するスイッチで、トイレの換気扇などに使用される。

2）熱線式自動スイッチは、人体の体温等を検知し自動的に開閉するスイッチで、玄関灯などに使用される。

3）引掛形コンセントは、刃受が円弧状で、専用のプラグを回転させることによって抜けない構造としたものである。