問題
(注)図において、問いに直接関係のない部分等は、省略又は簡略化してある。
②に示す引込柱及び高圧引込ケーブルの施工に関する記述として、不適切なものは。
正解は2です。
1・A種接地工事について・・・
・接地抵抗は10Ω以下である事
・接地極の上端は地表面から0.75m以上の深さにて埋設する事
・接地線は地表面下0.75mから地上2.5mまでの部分を硬質ビニル管で保護するか、これと同等以上の絶縁及び機械的強度のあるもので覆う。(厚み2㎜未満・CD管を除く)
上記の事から1は正しい事がわかります。
2・問題文より、造営物に取り付けた外灯の配線と高圧引込ケーブルを0.1m離して施設したとあります。
造営物に取り付けた外灯の配線・高圧引込ケーブルは0.15m以上離して施設しなければなりませんので2は間違いです。
3・高圧ケーブルの支持点間距離は2m以下となりますが、垂直に取り付ける場合は6m以下となりますので正しいです。
4・高圧ケーブルは堅ろうな管またはトラフなどに収めなければなりません。ただし、ケーブルラックなどで人が触れないように施設する場合はこの限りではありません。ケーブルラックを垂直に設置するときは両面蓋をして人が容易に触れられないように施工する必要があります。なので4は正しいです。
答えは(2)「造営物に取り付けた外灯の配線と高圧引込ケーブルを0.1m離して施設した。」です。
問いの②に示されている引込柱及び高圧引込ケーブルの施工に関する記述として、0.1mではなく0.15mです。
1)3)4)に関する記述は正しいです。
正解は 2 になります。
0.15m(15cm以上)離して施設しないといけません。
1 .の接地に使用する電線管は金属管での施工はいけません。
今回は合成樹脂管なので大丈夫です。
3,4は記載の方法で大丈夫です。
高圧引込柱及び引込線に関する問いで、選択肢2が答えです。
高圧引込ケーブルの規定において、引込ケーブルと造営物やケーブルとの離角距離が定められていますが、最も最小の値である引留金具部分との離隔距離が0.15m以上であるため、0.1m離しての敷設は不適切です。