第一種電気工事士の過去問
令和3年度(2021年) 午後
一般問題 問10
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問題
第一種 電気工事士試験 令和3年度(2021年) 午後 一般問題 問10 (訂正依頼・報告はこちら)
三相かご形誘導電動機の始動方法として、用いられないものは。
- 全電圧始動(直入れ)
- スターデルタ始動
- リアクトル始動
- 二次抵抗始動
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この過去問の解説 (3件)
01
誘導電動機の始動方法について問う問題です。
基本的には各方法について暗記するのがベストですが、本設問の答えとなる4.二次抵抗始動方式のみ巻線型誘導電動機特有の始動方式であるため、選択肢に出てきたら疑うつもりでかかった方が良いでしょう。
まず、誘導電動機の特性として、一次/二次回路ともに短絡されているため、始動時に大きな始動電流が流れます。
よって、回路形状を工夫し、始動電流を抑えようとする始動方式がいくつかあります。
1.全電圧始動方式
最も簡単な始動方式で、その名の通り定格電圧をかけて始動する方式です。
大きな始動電流が流れますが、特別な回路改造がなく安価なため、小型の誘導電動機で用いられます。
2.スターデルタ始動方式
一次回路をスター回路状態で始動し、ある程度電流値が落ち着いてからデルタ回路へ切り替える方式です。
端子間電圧を一定とすると、スター回路に流れる電流はデルタ回路の1/3で済むことを利用した方式です。
3.リアクトル始動方式
一次回路へリアクトル(コイル)を接続し、始動電流を抑える始動方式です。
比較的安価なことに加え、リアクトルの特性により突入電流に遅れが生じるため始動時の衝撃が少ない方式です。
4.二次抵抗始動
二次回路(回転子)へ抵抗を繋いで始動する方式です。
かご型誘導電動機では、回転子がかご状の銅棒のため本始動方式は採用できません。
よって、本設問の答えは4.二次抵抗始動方式です。
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02
三相かご形誘導電動機(三相誘導電動機)の始動方式
最近はインバータでの始動が多いと思いますが、今回の解答欄にはありません。
かご型はローター部がかご状に作られてる電動機です。
一般的に良く使用されてる電動機だと思います。
1 .全電圧始動(直入れ)
三相交流電源と電動機の電源端子をそのまま接続する始動法です。
始動時の始動電流が定格の約6倍~8倍程度流れます。
概ね5.5KW程度までの始動方法です。
2 .スターデルタ始動
電動機との接続配線を最初スター(Y)結線で始動し,同期回転速度に近づいた状態で
デルタ(Δ)結線に切り替える方法で,始動電流が直入れの1/3と小さいが,
始動トルクも直入れの1/3と小さく,始動時に軽負荷特性を持つ用途に適しています。
概ね5.5kw以上の大きい電動機に使用します。
スターデルタ用の電動機が必要です。
3 .リアクトル始動
電動機の始動回路にリアクトルを設置してリアクトルによる電圧降下する事で、
電動機に加わる電圧を減圧する事ができます。
始動電流は直入れの50~90%で制御されます。
最近はインバータ始動に変わりつつあります。
4 .二次抵抗始動
巻線形誘導電動機の始動方法です。
スリップリングとブラシを使用します。
したがって、解答欄の 4 が正解となります。
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03
答えは(4)「二次抵抗始動」です。
問いは二次側がかごが状態となった電動機です。
二次抵抗始動というのは巻き線形誘導電動機というもので、これは巻き線を出し入れする設計になっています。
問いのかご形はこの巻き線の出し入れができない構造となっています。従って、二次抵抗始動は用いられません。
1)全電圧始動(直入れ)
電動機端子に定格電圧の電源電圧を直接加える始動方式です。
2)スターデルタ始動
三相誘導電動機の固定子巻線を始動時にスター結線、運転時はデルタ結線とする減電圧始動方法のひとつです。
最も一般的な始動方法で、始動トルクは全電圧始動の1/3程度です。
3)リアクトル始動
誘導電動機と電源の端子間に始動用リアクトルを挿入し、電動機回転数が定格に近づいた時、これを短絡する始動方式です。減電圧始動方式の内、特に大きな始動トルクが出ます。
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