第一種電気工事士の過去問
令和3年度(2021年) 午後
一般問題 問36
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問題
第一種 電気工事士試験 令和3年度(2021年) 午後 一般問題 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
過電流継電器の最小動作電流の測定と限時特性試験を行う場合、必要でないものは。
- 電力計
- 電流計
- サイクルカウンタ
- 可変抵抗器
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この過去問の解説 (3件)
01
OCR 過電流継電器の試験等には多機能試験機を使用し
他の機器(VCB等)との保護協調の試験します。
試験機には電流計、サイクルカウンタ(動作時間測定)
可変抵抗器の機能が入っております。
電力計の機能は入ってません。
したがって、解答欄の 1 が正解となります。
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02
答えは(1)「電力計」です。
過電流継電器(OCR)の試験には、
①動作電流特性試験及び②動作時間特性試験があります。
試験の電流の測定・調整に電流計と電圧調整器を使用し、動作時間の測定にサイクルカウンタを使用します。
電力計は有効電力の測定器です。電圧や電流の実効値をほとんど考慮しないで測定するものですので、誤りとなります。
2)電流計
電流を指示する計器です。
3)サイクルカウンタ
継電器試験の際、動作時間を測定するのに使用します。
4)可変抵抗器
抵抗値を変更できる抵抗器です。
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03
過電流継電器は負荷電流の一部を変成コイルによって取り出し、異常電流を検知した際に回路を遮断する保護継電器です。
過電流継電器には、大電流を瞬間的に遮断する瞬時特性と、過電流が長時間流れた際に過電流の大きさに応じた時間が経過したのちに遮断する限時特性があります。
瞬時特性における最小動作電流は、電流計によって電流を測定しながら、可変抵抗器によって電流値を変化させて確認します。
限時特性の試験は、電流変化と測定に電流計と可変抵抗器を使用し、加えて時間測定にサイクルカウンタを使用します。
よって選択肢1の電力計は不要です。
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