第一種電気工事士の過去問
令和4年度(2022年) 午後
一般問題 問11

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問題

第一種 電気工事士試験 令和4年度(2022年) 午後 一般問題 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

トップランナー制度に関する記述について、誤っているものは。
  • トップランナー制度では、エネルギー消費効率の向上を目的として省エネルギー基準を導入している。
  • トップランナー制度では、エネルギーを多く使用する機器ごとに、省エネルギー性能の向上を促すための目標基準を満たすことを、製造事業者と輸入事業者に対して求めている。
  • 電気機器として交流電動機は、全てトップランナー制度対象品である。
  • 電気機器として変圧器は、一部を除きトップランナー制度対象品である。

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この過去問の解説 (2件)

01

トップランナー制度に関する問題です。

経済産業省のページ

https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/enterprise/equipment/

おそらく参考書などで勉強された方には聞きなじみのない単語だと思います。

こういう場合は一般常識で判断し、明らかに違うものを選べばよいでしょう。

選択肢1. トップランナー制度では、エネルギー消費効率の向上を目的として省エネルギー基準を導入している。

トップランナー制度そのものの説明です。

選択肢2. トップランナー制度では、エネルギーを多く使用する機器ごとに、省エネルギー性能の向上を促すための目標基準を満たすことを、製造事業者と輸入事業者に対して求めている。

トップランナー制度そのものの説明です。

選択肢3. 電気機器として交流電動機は、全てトップランナー制度対象品である。

「すべて」というのが誤りになります。

選択肢4. 電気機器として変圧器は、一部を除きトップランナー制度対象品である。

「一部を除き」という表現が正しいものになります。

まとめ

上記の通り、「一部」「すべて」どちらが正しいかまで絞れれば、一般的にすべてを対象をするのは難しい、と判断できると思います。

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02

トップランナー制度とは1999年エネルギーの使用の合理化に関する法律(省エネ法)の改正により開始した法律です。内容としては自動車の燃費や電気の省エネルギー基準を現在の製品の性能以上にするというものです。

選択肢1. トップランナー制度では、エネルギー消費効率の向上を目的として省エネルギー基準を導入している。

トップランナー制度の説明なので問題はありません。

選択肢2. トップランナー制度では、エネルギーを多く使用する機器ごとに、省エネルギー性能の向上を促すための目標基準を満たすことを、製造事業者と輸入事業者に対して求めている。

トップランナー制度の説明なので問題はありません。

選択肢3. 電気機器として交流電動機は、全てトップランナー制度対象品である。

全てではなく、防爆型やデルタスター式のもの、液体中で使用されるものは除かれます。なのでこれが誤りとなります。

選択肢4. 電気機器として変圧器は、一部を除きトップランナー制度対象品である。

トップランナー制度の説明なので問題はありません。防爆型やデルタスター式のもの、液体中で使用されるものは除かれます。

まとめ

こういった正誤を問う文書問題では極端に書かれているものが怪しい答えです。特に限定的な「これのみ」「全て」といった言葉に注意してください。

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