第一種電気工事士 過去問
令和5年度(2023年) 午前
問47 (配線図問題 問7)

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問題

第一種電気工事士試験 令和5年度(2023年) 午前 問47(配線図問題 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

図は、高圧受電設備の単線結線図である。この図の矢印で示す10箇所に関する各問いには、4通りの答えが書いてある。それぞれの問いに対して、答えを1つ選びなさい。
〔注〕図において、問いに直接関係のない部分等は、省略又は簡略化してある。

⑦で示す部分に使用できる変圧器の最大容量[kV・A]は。
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この過去問の解説 (1件)

01

高圧受電設備の容量の限度については、機器が屋外の場合は、方式によって、100kVA、または、150kVA とされ、機器一式を屋内またはキュービクルに収める場合は 300kVAまで、JIS C 4620に適合するキュービクルに機器一式を収め、主遮断装置に遮断器(CB、Circuit Breaker)を採用した場合は、4,000kVA までとされています。問題の図は、「屋内」の表示があるので、少なくとも300kVAまでは可能ということがわかります。ここで、図によれば、 ⑦の変圧器の前に、高圧カットアウト(PC、Primary Cutout Switch)が設置されています。PCは高圧限流ヒューズと組み合わせて機器を保護するものであり、その適用範囲は、変圧器保護の用途では 300kVA 以下です。以上のことから、問題の変圧器の最大容量は300kVAと考えるのが適当です。

選択肢1. 100

屋外の受電設備では 100kVAが限度となる場合があります。

選択肢2. 200

変圧器の最大の容量を回答する問題ですから、答えとして適当でありません。

選択肢3. 300

冒頭に述べた一定の条件を満たさなければ、300kVAを超えることはできません。

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