第一種電気工事士 過去問
令和5年度(2023年) 午後
問3 (一般問題 問3)

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問題

第一種電気工事士試験 令和5年度(2023年) 午後 問3(一般問題 問3) (訂正依頼・報告はこちら)

図のような交流回路において、電源電圧は120V、抵抗は8Ω、リアクタンスは15Ω、回路電流は17Aである。この回路の力率[%]は。
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この過去問の解説 (1件)

01

電圧E=120[V]を位相の基準として、電流を複素数で表します。抵抗を流れる電流は、
 

 IR = 120/8 = 15 [A]
 

リアクタンスを流れる電流は、


 IL = 120 / (15j) = −8j [A]

になります。合成電流は、
 

 I = IR + IL = 15 − 8j [A]


です。力率は I と E の位相差 (角度) の余弦ですから、


 cos θ = |IR| / |I| = 15 / √(152 + 82) = 15 / 17 ≃ 0.88 = 88 [%]

となります。

選択肢1. 38

値が異なります。

選択肢2. 68

値が異なります。

選択肢3. 88

正解です。

選択肢4. 98

値が異なります。

まとめ

交流回路の基礎的な問題です。交流の電圧電流は正弦波なので、振幅と位相を含めた複素数で表現すると計算に便利です。

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