第一種電気工事士の過去問
令和5年度(2023年) 午後
一般問題 問21

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問題

第一種 電気工事士試験 令和5年度(2023年) 午後 一般問題 問21 (訂正依頼・報告はこちら)

B種接地工事の接地抵抗値を求めるのに必要とするものは。
  • 変圧器の高圧側電路の1線地絡電流[A]
  • 変圧器の容量[kV・A]
  • 変圧器の高圧側ヒューズの定格電流[A]
  • 変圧器の低圧側電路の長さ[m]

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この過去問の解説 (1件)

01

B種接地工事の接地抵抗値を求めるには、特定の値が必要です。接地抵抗は電気設備の安全性を確保するために重要であり、異常な状態(例えば、地絡が発生したとき)において、接地を通じて電流を安全に逃がす役割を果たします。この接地抵抗値の算出に必要な情報は、通常、変圧器の特定のデータに基づきます。

選択肢1. 変圧器の高圧側電路の1線地絡電流[A]

1線地絡電流は、地絡時に流れる電流を示しており、接地抵抗の計算に必要な重要な要素です。この値があれば、接地抵抗値を計算する際に活用できます。
正解

選択肢2. 変圧器の容量[kV・A]

変圧器の容量は、その電力の変換能力を示しますが、接地抵抗値の算出には直接関係しません。接地抵抗の計算では、地絡電流が重要な要素であり、容量は関連が薄いです。
不正解

選択肢3. 変圧器の高圧側ヒューズの定格電流[A]

高圧側ヒューズの定格電流は、ヒューズが切れる限界電流を示しますが、接地抵抗の算出には直接的には関係しません。接地抵抗値の計算には、地絡電流が必要です。
不正解

選択肢4. 変圧器の低圧側電路の長さ[m]

低圧側電路の長さは、接地抵抗の計算とは関係ありません。接地抵抗値の算出に重要なのは、1線地絡時に流れる電流であり、電路の長さは関連しません。
不正解

まとめ

B種接地工事の接地抵抗値を求めるためには、地絡時に流れる「1線地絡電流」が必要となります。この地絡電流をもとに接地抵抗値を計算し、安全性を確保するための基準を満たしているかを確認します。他の選択肢で示された要素(変圧器の容量、ヒューズの定格電流、低圧側電路の長さ)は、接地抵抗値の算出には必要ではありません。

 

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