第一種電気工事士 過去問
令和6年度(2024年)
問46 (配線図問題 問6)

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問題

第一種電気工事士試験 令和6年度(2024年) 問46(配線図問題 問6) (訂正依頼・報告はこちら)

図は、高圧受電設備の単線結線図である。この図の矢印で示す10箇所に関する各問いに対して、答えを1つ選びなさい。

⑥に設置する機器の組合せとして、正しいものは。
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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は、高圧受電設備の単線結線図から、指定された位置に設置される機器の組み合わせを正しく選ぶものです。指定の位置には、電力計(W)力率計(cos φ) が設置されており、正しい選択肢を選ぶ必要があります。

選択肢1. 解答選択肢の画像

指定の位置には、受電設備において電力計と力率計が設置されます。
この選択肢は正解です。

選択肢2. 解答選択肢の画像

周波数計は、通常は周波数の監視が必要な別の箇所に設置されますが、指定の位置には設置されません。
この選択肢は不正解です。

選択肢3. 解答選択肢の画像

電流計は通常、負荷電流の監視用に設置されますが、指定の位置には設置されません。
この選択肢は不正解です。

選択肢4. 解答選択肢の画像

指定の位置では電力計と力率計が必要であり、この組み合わせは適切ではありません。
この選択肢は不正解です。

まとめ

この問題では、指定された位置に設置されるべき機器を正しく理解することが重要です。受電設備では、電力計(W)を使用して消費電力を測定し、力率計(cos φ)で電力の効率を監視します。設置箇所ごとの役割を把握することで、類似の問題にも対応できるようにしましょう。

参考になった数12

02

この部分の回路は主電路から変換した電圧と電流を用いて、使用電力の状態を表示するものとなっています。電圧計と電流計は既に結線図に記入されているので、ここでは、電力と力率を表示するものを選びます。

選択肢1. 解答選択肢の画像

電力計と力率計です。正しい組み合わせです。

選択肢2. 解答選択肢の画像

周波数計と力率計です。周波数はここでは表示しません。

選択肢3. 解答選択肢の画像

電流計と力率計です。電流計は結線図に記入されているので、ここには設置しません。

選択肢4. 解答選択肢の画像

電流計と周波数計です。電流計は結線図に記入されているので、ここには設置しません。

まとめ

周波数も1つのパラメータですが、電力と力率の方が、負荷や回路の状態をより多く反映するので、この2つの計器を選択します。

参考になった数1

03

この問題で問われている機器が接続されている回路は、高圧電路の電圧や電流を監視して,電路を保護するための回路です。

図から、問われている機器には、CTから取り出した電流回路とVTから取り出した電圧回路がそれぞれ接続されていることが読み取れます。

すなわち、電流と電圧それぞれの要素が必要な機器が答えになるということです。

選択肢1. 解答選択肢の画像

この選択肢の機器は(上)電力計と(下)力率計になります。

電力は単純に考えて、「電圧×電流」です。

力率とは、電圧と電流の位相のずれのことです。

よって、電力、力率ともに測定するためには電流・電圧の要素が必要ということになります。

よって、これが正解となります。

選択肢2. 解答選択肢の画像

この選択肢の機器は(上)周波数計と(下)力率計になります。

周波数測定は電圧波形を測定できれば測定できます。

よって、誤り。

選択肢3. 解答選択肢の画像

この選択肢の機器は(上)電流計と(下)力率計になります。

電流測定は、当たり前ですが、電流要素のみで測定可能です。

通常、電流回路の一番負荷側に接続されます。問題の図の電流回路一番右の「A」を〇で囲ったものが電流計になります。

選択肢4. 解答選択肢の画像

この選択肢の機器は(上)電流計と(下)周波数計になります。

他の選択肢で解説したとおり、誤りです。

まとめ

こういった問題を解くうえで重要なのが、「問われている機器がどの回路に接続されているか」ということです。

注意深く図を読み取り、論理的に考えれば確実に回答できますので、何度も類題をこなしてください。

参考になった数0