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一級建築士の過去問 令和2年(2020年) 学科2(環境・設備) 問35

問題

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排水通気設備の通気方式に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
   1 .
各個通気方式は、各衛生器具のトラップごとに取り出した通気管を通気横枝管に接続し、その端部を通気立て管等に接続する方式であり、自己サイホン作用の防止に有効である。
   2 .
ループ通気方式は、2 個以上のトラップを保護するために用いられる方式であり、ループ通気管を排水横枝管に接続される最高位の衛生器具のあふれ縁よりも高く立ち上げて、通気立て管にその端部を接続する。
   3 .
伸頂通気方式は、通気立て管を設けず、排水立て管の頂上に設置した伸頂通気管を用いて通気を行う方式であり、一般に、各個通気方式やループ通気方式に比べて許容流量値が大きい。
   4 .
通気弁方式は、通気管端部に通気弁を設置する方式であり、通気弁は、通気管内が負圧になると弁が開いて空気を吸引し、排水負荷がないときや通気管内が正圧になるときは弁が閉じる機構を有している。
( 一級建築士試験 令和2年(2020年) 学科2(環境・設備) 問35 )
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この過去問の解説 (3件)

14
1 [正]
設問の通りです。
各個通気方式は、各衛生器具のトラップごとに通気管を設置し、それらを通気横枝管に接続しその末端を通気立て管または伸頂通気管に接続する方式で、トラップの自己サイホン防止に有効です。

2 [正]
設問の通りです。
ループ通気方式は、排水横枝管に接続された複数の衛生器具のトラップの封水を保護する目的でループ通気管を設置した方式であり、一般的に採用されています。最上流の器具排水管が排水横枝管に接続された直後の位置から、共通の通気管を立ち上げ、通気立て管に接続する。なお、この方式は自己サイホン防止に弱いという短所があります。

3 [誤]
伸頂通気方式は排水立て管の上部を延長し外気に開放させることで通気管を兼ねる方式です。排水管と通気管を一部兼用する簡易的な通気方式のため、各個通気方式やループ通気方式と比較すると許容流量値が小さくなります。

4 [正]
設問の通りです。
通気弁とは、排水立て管・排水横枝管などで、負圧が発生すると弁が開き、大気を吸い込んで排水管内の圧力を均等化してトラップの封水を守るために設けられる設備です。通常は弁が閉じており、悪臭の漏れを防ぎます。

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6
正解は3です。

1:2:4:設問通りです
通気管を設ける目的はトラップの封水保護です。
管内圧力の変動でサイホン作用により下水管からの臭気やガスの侵入を防いでいたトラップの封水が失われるのを防ぐために設けます。
その通気方式に・各個通気方式・ループ通気方式・伸頂通気方式等があります。

3:誤りです
他の方式に比べ、通気横枝管や通気立て管等を省略することができる分、許容流量値が小さくなります。

5
1.〇
設問通りです。
トラップごとに通気されているので最も性能が良いです。

2.〇
設問通りです。
また、ループ通気管の管径は、排水横枝管と通気立て管の小さい方の管径の1/2より小さくしてはいけません。

3.×
伸頂通気方式とは、排水立て管の頂部を延長した伸頂通気管を屋上に立ち上げ、大気に開放する方式です。

4.〇
設問通りです。
屋外に通気管を解放できない場合に用います。

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